短編集。SFではあるのだがあんまりサイエンスではない。ホラー風味。ほとんどの話がロンドンを舞台にしていて、なにかへんなことが起こり、解決しないまま尻切れで終わる。鏡の世界からの侵略を描く「鏡」はローカス賞を受賞している。妙な余韻をのこす作品ばかりで読後感があんまりよろしくない。
<バス=ラグ>シリーズというスチームパンクの長編シリーズがあるらしい。機会があれば読んでみたい。それにしてもここのところ英国のSF作家が多くないか?米国作家があんまり元気がないような。
早川書房
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