「大相撲の経済学」と同じ著者。こちらもなかなか面白い。江戸時代に定着した檀家制度が未だに大きく影響していて、宗教団体として弱体化した仏教寺院はどんどん滅びるだろう、という主旨。
おもしろかったのは、ペット供養の話。なんか邪道な感じがするし、実際宗教行為として免税の対象にならなかったりするらしいのだけど、これこそは信徒のニーズのある真の癒しだ、という議論。言われてみればそうだよな。。
とか見た映画とか
原理主義はイスラムに限らず、西洋近代化に対する反応として不可避的にさまざまな社会で生じていることを実例を引いて論証している。 日本の天理教などは一種の「神教原理主義」であるという指摘は納得。
グリムスペースと呼ばれる亜空間を介した超光速航行が実用化された世界。 グリムスペースでのジャンプを行うには特殊な遺伝子を持つ「ジャンパー」が必要だが、 ジャンパーを独占するファーワン社が莫大な利益を手にしていた。 数十人が亡くなる大事故を起こしファーワン社に「保護」されていた、主人公のジャンパー、シランサ・ジャックスは、 マーチとその一行とに助け出され、ファーワン社の独占を打破する試みに参加することに。
なんか、プロットもまともじゃないし、適当に異星人がでてくるし、宇宙海賊みたいなものまで。。 よくも悪くも古典的なスペオペ、ってかんじか。展開も行き当たりばったり。月刊連載かなんかなのかな?
5編収録の短編集。
Vシリーズ7作目。人里はなれた山中の研究所でのパーティんに紅子と練無が招かれ、保呂草と紫子も見送りについてくる。麓の橋が爆破され出入りが不可能になった研究所で、6人の科学者のうち2名が殺害され、さらに練無があやうく絞殺されかかる。
いわゆる山荘もの、というには登場人物が多すぎるか。 めずらしく動機がはっきりしていて理解可能。
そうそう、ノベルズ版でも2001年発行なのに、だれも携帯電話持ってないってのはちょっと。やっぱり携帯電話があるといろんな制約ができてしまうので書きにくいか。
ちなみに、紅子が言及するハイブリッドシミュレーションは、実際最近やられている。さすが森博嗣。
言語ゲームとは、哲学者ウィトゲンシュタインによって提案された「言葉」を人と人のかかわりの中の機能として捉える考え方。 ゲームという訳はあまりよくないのではないだろうか。 ドイツ語のspiel からきているらしいが、英語でいえばgameよりもplayのほうが近いらしいい。
ウィトゲンシュタインの思想の変遷、朱子学や仏教への言語ゲームの適用など、浅くではあるが広く議論が展開されている。 すごくわかりやすいし、読みやすい。時代背景やヒトラーなど同時代人とのかかわりを描くことで いきいきと描写されている。NHKで1時間ぐらいの番組にしたらいいんじゃないだろうか。
Vシリーズ第6作。数年前、シリーズの他の作品を読む前に、いきなりこれを読んだら、全く人間関係がわからなくて 困ってしまったのだが、今回はちゃんと順番に読んでるので十分楽しめた。
関根画伯の自画像を盗み出すことを依頼された保呂草は、紫子を伴って豪華客船ヒミコ号に乗り込むが、 一連の人々も何故かついてきてしまい無線乗船。その夜、発砲の音と共にひとりの乗客が消える。
絵の持ち出しトリックは面白い。保呂草がすごくかっこいい。 しかし、保呂草の紫子にたいする扱いはちょっとひどいんじゃないかねえ。なんで紅子はなにもいわないんだろう?