2017年7月21日金曜日

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 井上 智洋 ISBN4166610910 文春新書

AIにはBIが必須、と説く。 たいへんおもしろかった。 理性的にはこれしか解はないのだが、さて、うまくいくのか。 日本だけで導入すると、高所得者が海外に行っちゃうだろうから、 世界的に導入しないといけないのだろうな。。

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)
井上 智洋
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2017年7月19日水曜日

クロックワーク・ロケット

クロックワーク・ロケット グレッグ・イーガン ISBN4153350249 早川書房

イーガンによる直交三部作の一作目。 われわれの宇宙とは物理法則が少しだけ違う世界。 女性物理学者の主人公ヤルダの住む世界は「疾走星」の脅威にさらされる。 主人公達は、山全体を都市ロケットとして空間方向に打ち出し、 逆ウラシマ効果で何世代分もの時間を稼ぐことで、疾走星への対応策を考えるという大技にでる。

主人公たちの種族は、手や足を本体から任意に生やすことができたり、 自分の体表に図や式を描いたりすることができる。これは便利。 わたしの脳内ではバーバパパで再生されている。

クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
グレッグ イーガン
早川書房
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2017年7月9日日曜日

去年はいい年になるだろう

去年はいい年になるだろう 山本 弘 ISBN4569678874, 4569678882 PHP文芸文庫

時間を遡って10年間滞在して歴史を改変して、さらに11年遡行する、という方法で 人類をよし幸せにしようとするロボットの集団「ガーディアン」が来訪。 一部の人間に過去の自分からのメッセージを届ける。 その一人として選ばれたSF作家山本弘は、コンタクト用美少女ロボットのカイラのせいで 離婚の危機に。さらに、別の未来からやってきた「エクセキューショナー」が現れ。。

2011年の星雲賞受賞作。 かなり「山本弘」の内省的な話になっていて、それがよいやら悪いやら。

去年はいい年になるだろう(上) (PHP文芸文庫)
山本 弘
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2017年7月5日水曜日

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 戸部 良一 寺本 義也 鎌田 伸一 杉之尾 孝生 村井 友秀 野中 郁次郎 ISBN4122018331 中公文庫

第2次世界大戦における日本軍の意思決定課程をひもとき、 「失敗」の理由をさぐる。評判に違わず、面白く、絶望的な気分になる本だった。

取り上げられているのは、戦略的なレベルではなく戦術的なレベル。そもそも戦略的に大失敗だった わけだが、そこから取り上げると話がすすまないからか。1章で6つの作戦について論述し、 2章3章で総合的に議論するという構成。6つの作戦は、ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、 インパール、レイテ海戦、沖縄戦。

中身に関してはすでにあちこちで議論されているのを読んでいるのでそれほど あらためて新しい知見はないが、指摘されている問題点が今も大企業や 霞が関の上の方でそのまま残っているようで絶望的な気分になる。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
戸部 良一 寺本 義也 鎌田 伸一 杉之尾 孝生 村井 友秀 野中 郁次郎
中央公論社
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2017年6月29日木曜日

バレエ・メカニック

バレエ・メカニック 津原 泰水 ISBN4150310556 ハヤカワ文庫JA

海で溺れて植物人間となった娘「理沙」は大脳皮質のほとんどを失っていたが、 東京の街そのものが大脳機能を代替し、彼女の思考が現実世界を侵食し、 「理沙パニック」を引き起こす。

3章建てで、1章は理沙の父の彫刻家の立場から理沙パニックの時点を、 2章は理沙の主治医龍神の立場から理沙パニックの数年後、神経科学実験中に 理沙の声を聞いたという被験者の探索を描く。 3章は、さらに数十年後。多くの人がARを身に着けて歩くサイバーパンクな世界での 理沙の探索を描く。

大変幻想的であたまくらくら。なかなかよかった。

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津原 泰水
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2017年6月22日木曜日

ドルロイの嵐

ドルロイの嵐 高千穂 遙 ISBN415031117X ハヤカワ文庫JA

クラッシャージョウの父親ダンのチームとダーティペアが共演する「ダーティペアの大乱戦」を ダンチームの立場から描いたもの。 惑星ドルロイの再改造のために雇われたダンたちは、 依頼主の総督の背後に犯罪組織があることを知り、 ダーティペアと組んで殲滅する。 クラッシャーものとしては随分人が死んでる感じがするが、 ダーティペアものとしては被害が少なくてよかった感じ。 ガンビーノが死んじゃうんじゃないかと思って心配してしまったが、 よく考えたらジョウの1巻に出てくるんだから、ここで死ぬわけないのだった。

ジョウの母親がダーティペアのユリだ、という話があったような気がするのだが、 検索したところ公式設定ではないようなだなあ。 バードとタロスが取り合ったケイは、最後に出てきた軍人さんのほうなんだろうな。 ストーリーとは関係なくわざわざ出しているわけだし。

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高千穂 遙
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2017年6月17日土曜日

機械との競争

機械との競争 エリック・ブリニョルフソン アンドリュー・マカフィー ISBN4822249212 日経BP社

人工知能技術の発達によって技術失業が増大し、あたらしい職の創出も追いつかない、 と解く。原著は2011年、翻訳も2013年なので、今から読むとちょっと今更感がある。

この本、わら半紙としか形容のしようのない、質の悪い分厚い紙で作られているけどなんでなんだ? ページ数が足りなかったのかな。

機械との競争
機械との競争
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エリック・ブリニョルフソン アンドリュー・マカフィー
日経BP社
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