2017年11月29日水曜日

魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

魔法使いは完全犯罪の夢を見るか? 東川 篤哉 ISBN4167903377 文春文庫

この作者得意のかるいミステリーもの。何故かチャーミングな魔法使いマリィが出てくる。 妙齢の女性刑事椿木とその部下小山田が調査する殺人事件に、なぜか魔法使いがからんでくる。 魔法使いが協力してくれるなら推理の必要はなさそうなものだが、意外に限定的で ちゃんと推理する必要があったり。意外にちゃんとした本格推理モノになっているのも いつもどおり。

短編4作収録。あと2冊続編があるらしいので読んでみよう。

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東川 篤哉
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もちろん奇妙にこわい話―寄せられた「体験」

もちろん奇妙にこわい話―寄せられた「体験」 阿刀田 高 選 ISBN4334744532 光文社文庫

一般から広く集めたホラー系のショートショートの選集。 微妙な怖さが後を引く。

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2017年11月26日日曜日

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? 森 博嗣 ISBN4062940752 講談社タイガ

気がつくと続刊が出ているハギリとウグイのシリーズ、6作目。今調べてみたら7作目も既にでている模様。。読まなければ。

北極海の水底の潜水艦「青月」に設置されたスーパーコンピュータ、オーロラと連絡が取れなくなったということで 調査に呼び出され、マガタ博士に依頼を受けたハギリ。 オーロラには弾道核ミサイルも搭載されていることが話を大きくしてしまう。 さらに行方不明になったフランスの潜航艇が青月のそばに沈没していることも発覚。 引き上げられた潜航艇からは搭乗していたはずの乗組員が消えていた。

ヒラメキに関するハギリとオーロラの説は正しいのかな。なんか違うように思うのだけど。

2017年11月18日土曜日

ビバリーヒルズ・コップ

ビバリーヒルズ・コップ

1984年の、エディー・マーフィー出世作。 デトロイトの刑事が、射殺された幼馴染の仇を取るために ビバリーヒルズを訪れ現地の警察と衝突しながらもやがて共闘し、 事件を解決に導く。

流石に一時代を築いた作品だけあって、楽しめた。 女性の髪型にいちばん時代を感じるかな。。

22年目の告白-私が殺人犯です

22年目の告白-私が殺人犯です

藤原竜也主演。22年前、殺人事件に関する時効が成立しなくなる直前に 発生した連続殺人事件の犯人を名乗る人物が手記を出版、一躍時の人なる。 戦場カメラマン上がりの有名ニュースキャスター仙道が自らの番組に 呼んで追求するが、同時期にユーチューブに真犯人を名乗る人物が 証拠となる映像を公開する。

2転3転して面白かった。どうにも後味悪いけど。 ネタバレ注意物件。

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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

「ハムナプトラ」のリメイクと言う話だが、こんな話だったか?? 次期王の立場を追われたたため死の神セトと契約を結び両親や弟を殺害したため、 封印されていた古代エジプトの王女が、トム・クルーズの盗掘により復活、 トム・クルーズをセトの依代とするために追いかける。

「ハムナプトラ」はスカラベのCGが印象的だったが、これはただのゾンビ映画に なっちゃってる。。。なんか違う。

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銀魂

銀魂

小栗旬主演。橋本環奈がかなり頑張ってる。 漫画というよりは、アニメの雰囲気を忠実に再現しているかな。 原作のファンでないと楽しめないような気もするがそれは 仕方がないだろう。

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2017年11月10日金曜日

高い城の男

高い城の男 フィリップ・K・ディック ISBN4150105685 ハヤカワ文庫 SF

1963年のヒューゴー賞をとったディック作品。 二次大戦に日本とドイツが勝ち、西海岸を日本が支配している世界で、 アメリカが勝ったという「架空歴史モノ」の作品「イナゴ身重く横たわる」が ベストセラーになっている、という二重構造。 タイトルの「高い城の男」は、この「イナゴ」を書いた人物の通称。 易経による占いが流行しており、日本人だけでなく、アメリカ人までこれをつかって 行動の指針にしている。

西海岸の美術商チルダン、工芸職人フランク、フランクの妻で中西部にいるジュリアナ、ジュリアナと 行動をともにするトラック運転手ジョー、日本人官僚田上あたりが主要登場人物。 なんともプロットを要約しにくい。。

TVシリーズがあるようだが、ストーリーを見ると全く違う。。まあ、ディック作品の映像化は大体そうだが。

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2017年11月3日金曜日

ユービック

ユービック フィリップ・K・ディック ISBN4150103143 ハヤカワ文庫

ブレードランナー公開記念ということでディック再読週間。 高校生のときサークルの先輩が絶賛していたので読んでみたら わけわからなかった記憶がある。

超能力者を企業に派遣する業者と、超能力の不活性化を行う能力者を派遣する 業者が対立する世界。死亡した直後の人間を冷凍保存しておき、時折活性化して会話ができるようにする 半死という技術も実現されている。

主人公たちの不活性業者の能力者11人と社長らが月に呼びされるが、 そこで社長が爆殺され、主人公たちは地球に戻る。 しかしそこかしこで謎の退行現象が発生、同時に社長の顔が紙幣に描かれるなどの 異常な事態が発生する。

きれいに事態が整理できたとおもったところでどんでん返しで終了というパターン。

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2017年11月1日水曜日

ブレードランナー 2049

ブレードランナー 2049

あのブレードランナーの続編。めずらしく映画館で鑑賞。やっぱり広いスクリーンで音も良くていいなあ。。 映画館の良さを再確認。163分と長く、2,3本続けてみたような満腹感。

主役のライアン・ゴスリング、見たことのある顔だと思ったらLa La Landの人だった。。 75歳のハリソン・フォードも頑張るなあ。。