ラベル SF の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル SF の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年9月5日金曜日

インサイト 戦闘妖精・雪風

インサイト 戦闘妖精・雪風 神林 長平(著) B0DC8JYJW1 早川書房

戦闘妖精雪風シリーズ、5作目。1作目が1979年というからこれもまたすごいシリーズだ。これだけ間があくと話がどうなってたのかすっかり忘れてしまう。新3部作の2作目ということなので次作はすぐにでるのかな?

雪風との交流を深めていくパイロットたち。だいじょうぶなのか。

B0DC8JYJW1

2025年6月4日水曜日

高天原探題

高天原探題 (ハヤカワ文庫JA) 浩司, 三島(著) 4150311277 早川書房

実は5年前に読んでるのに、新鮮に読めてしまった。大丈夫か俺。人の動機を殺すことで人を行動不能にする「シノバズ」が京都を中心に出没。原因となったと思われる少女とそれを助けた少年の交流。5年前よりは丁寧に読めたような気がする。

4150311277

2025年3月21日金曜日

巨人たちの星

巨人たちの星【新版】 (創元SF文庫) ジェイムズ・P・ホーガン(著), 池 央耿(翻訳) 4488663338 東京創元社

「星を継ぐもの」シリーズの3作目。というか本来の最終巻。 1作目、2作目とミステリー仕立てのハードSF路線だと思うのだけど、ここに来て急に 悪役が出てきてそれと戦う話になってしまっている。いきなりテイストが違う。こんなだったっけ。 悪役種族が、グルっと回って5万年前に到着して時間の円環がとじるというオチだが、 これが最終5作目でまた覆るのかな?

おもしろいけど、ホーガンに期待してるのはこう言うんじゃないんだよなあ。

4488663338

2025年2月27日木曜日

ガニメデの優しい巨人

ガニメデの優しい巨人【新版】 (創元SF文庫) ジェイムズ・P・ホーガン(著), 池 央耿(翻訳) 448866332X 東京創元社

「星を継ぐもの」の続編。 2500万年前にミネルヴァをはなれた探検船がもどってきて、さまざまな謎が解かれる。 このシリーズはミステリ仕立てで、作中で提示された謎が末尾で明かされるという 構成なのだな。しかし、人類が内部の勢力争いとかしないで一体として行動しているのが すばらしいというか、なんというか。。

448866332X

2025年2月18日火曜日

星を継ぐもの

星を継ぐもの【新版】 (創元SF文庫) ジェイムズ・P・ホーガン(著), 池 央耿(翻訳) 4488663311 東京創元社

シリーズ完結編?「ミネルヴァ計画」を買ったので、1篇目から読み直すぜ! ということで再読。 原著は1977年で、ほぼほぼ50年前。私が読んだのは多分82年とかそのくらい。

底抜けの楽観が眩しい。科学的なことを議論するのに、政治抜きで話が進むし、 計画は基本全てオープンだし。。こんな未来が欲しかったよ。。

4488663311

2025年1月20日月曜日

光の帝国 常野物語

光の帝国 常野物語 (集英社文庫) 恩田 陸(著) 4087472426 集英社

短編集。なのだが結構重くて、精神状態的にややきつかった。。もう少し精神的に余裕のあるときに読みなおそう。

4087472426

2024年12月22日日曜日

何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?

何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak? WWシリーズ (講談社タイガ) 森博嗣(著) B0CZF1XXKS 講談社

「究極の恵み」を発見したというギャロワ博士が、リアルからもヴァーチャルからも姿を消す。 究極の恵みとは何なのか、という話。全ての記録を改ざんしてヴァーチャルから姿を消すのは たしかに大変そうだ。リアルの世界の資料は散逸するけどヴァーチャルの記録は残るので、 本当に消えたことを保証するのはとても大変そう。

B0CZF1XXKS

2024年9月10日火曜日

四畳半神話大系

四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1) 森見 登美彦(著) 404387801X 角川書店

主人公の京大生が入学時に選択する4つのサークルで分岐する並列世界。 楽しそうだなあ。羨ましや。

404387801X

2024年6月24日月曜日

R.U.R.

ロボット(R.U.R) (岩波文庫 赤 774-2) カレル・チャペック(著), Karel Capek(原名), 千野 栄一(翻訳) 4003277422 岩波書店

青空文庫で読んだ。 ロボットという言葉を初めて提唱したと言われる作品。青空文庫で読んだ。労働問題、人間の退行と不妊化など後世の様々なテーマがカバーされている。 ロボットは生体部品で作られているが、個別に作ったものをアッセンブルするようだ。この形式はちょっと珍しいのではないか。

4003277422

ハイペリオンの没落

ハイペリオンの没落 (海外SFノヴェルズ) ダン シモンズ(著), Simmons,Dan(原名), 昭伸, 酒井(翻訳) 4152020822 早川書房

ハルヒの長門さんも読んでた。ハイペリオンの続編だが、結構趣はことなるというか。 ハイペリオンに戦力を集中させた連邦だったが、その隙に多数のアウスター艦隊が各星系に侵攻。 真の敵は転移装置を牛耳るAIテクノコアであることを悟ったCEOグラッドストーンは、すべての転移装置を破壊。 とにかく長大な上、色々何回で一部しか理解できていないと思われる。

4152020822

ハイペリオン

ハイペリオン ダン シモンズ(著), Simmons,Dan(原名), 昭伸, 酒井(翻訳) 4150113335, 4150113343 早川書房
- 惑星ハイペリオンの時間の墓標を目指す7人の巡礼
- 巡礼一人ひとりが語る6つの短編で構成されている。
    - 司祭の物語。聖十字架の種族。
    - 兵士の物語。幻のように現れる女性モニータに魅入られる。
    - 詩人の物語。詩の力でシュライクを蘇らせてしまった?
    - 学者の物語。レイチェルの話。娘をもつ父として涙なしには読めない。
    - 探偵の物語。サイボットジェニイ。
    - 領事の物語。アウスターの2重スパイ
4150113335 4150113343

時間衝突

時間衝突 (創元推理文庫 697-1) バリントン・J・ベイリー(著), 大森 望(翻訳) 4488697011 東京創元社

ハイペリオンの元ネタの一つということで読んでみた。多分40年ぐらい前に古本屋で買ったと思われる。時間が割にローカルなもので、進行方向も局所的、局所的な時間の中に生物が発生する、というのは面白いアイディア。中国人の末裔が築いた生産者と消費者に社会を分割するのみならず、時間軸さえ分割したフラスコという社会は面白い。 ヤマト2201の次元断層で時間軸のズレを利用して短時間で大艦隊整備、というのはこれが元ネタなのだな。

4488697011

鋼鉄都市

鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) アイザック アシモフ(著), 福島 正実(翻訳) 4150103364 早川書房

アシモフのロボットモノのミステリ。地球に残った人類はドーム都市に籠ったまま人口を増やし続け、宇宙に進出した人類「宇宙人」は高度なロボットと科学技術を持つが、積極性を失いそれ以上の開拓を試みなくなっている。 宇宙人の大使館的な都市で宇宙人のロボット科学者が殺害され、地球人の刑事が宇宙人の作った人間そっくりのアンドロイドとともに調査にあたる。 アシモフは流石だなあ

4150103364

はだかの太陽

はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) アイザック アシモフ(著), 冬川 亘(翻訳) 4150105588 早川書房

鋼鉄都市の続編。ロボット化が極限まで進み、個々の人が直接接触しなくなってしまった惑星ソラリアで殺人事件がおこる。ソラリアには警察機構がないため、イライジャ・ベイリとロボットのダニール・オリヴォーが招かれて捜査にあたる

4150105588

2024年3月3日日曜日

君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See? (講談社タイガ) 森 博嗣(著) 4065309700 講談社

グアドとロジのWWシリーズ。ロジの体調不良と未知のウィルス感染が発覚。 同じウィルスに感染していることが確認された患者が世界各地で誘拐される。 ロジの母親登場。そしてロジ出産。うーん。

すべての人の夢を束ねて作る共通思考という話は今後語られるのだろうか。

4065309700

2024年1月17日水曜日

シェルブリット II ABRAXAS

シェルブリット II ABRAXAS (角川文庫 ん 40-2) 幾原 邦彦(著), 永野 護(著) ISBN 4041000629 角川書店(角川グループパブリッシング)

宇宙戦の描写はなかなかハードでよいのだけど、同じ機械で地上戦ができてしまうとなるととたんに漫画っぽくなってしまうというか。地上戦は別の兵器をつかってほしかった。

4041000629

2023年10月25日水曜日

プレイヤー・ピアノ

プレイヤー・ピアノ (ハヤカワ文庫SF) カート・ヴォネガット・ジュニア(著), Kurt,Jr. Vonnegut(原名), 浅倉 久志(翻訳) 415011501X 早川書房

  • コンピュータのご託宣によって人間が管理される社会を描いたディストピアSF。コンピュータに人格があるわけではなく、あくまで人間が、コンピュータの判断に従って、他の人間を管理しているところが、逆におそろしい。
  • 1952年の作品だが、AIの性能が洒落ですまなくなってきた今日読むと、さらにくるものがある。

    415011501X
  • 2023年10月7日土曜日

    シェルブリット I ADEN ARABIE

    シェルブリット I ADEN ARABIE (角川文庫) 幾原 邦彦(著), 永野 護(著) 4041000610 角川書店(角川グループパブリッシング)

    「ウテナ」の幾原邦彦と「FSS」の永野護による小説。設定イラストがついている。 アニメ化企画があったんだろうか。設定は面白いがアニメ映えするかどうかはどうだろう。

    人類が3つの種に分化した未来。 といっても1つの種は宇宙船。ジーンメジャーとジーンマイナーの2種が大半。 メジャーのほうが貴族階級みたいになっている。 主人公はマイナー出身なのだが、突然変異でメジャー並みの能力を持つ。なんだそれ。

    話のメインは、宇宙船同士の快速競争において航路上で妨害工作をするロボット(シェル)同士の戦闘。 シェルのデザインはブレンパワード風味。 古本で1巻だけ手に入れたのだが、2巻もあるらしいので、Amazonで調達しよう。

    4041000610

    2023年7月17日月曜日

    ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

    ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA) 小川 一水(著), 望月 けい(イラスト) ISBN 4150314217 早川書房

    木製型惑星近隣に流れ着いた地球人の末裔が、複数の氏族に別れて惑星の雲海から何故か湧き出る魚状の物体を漁獲して生きるように なっている社会。二人の女性が氏族から追われる立場になる。

    これは百合というやつなのだろうか。もはやガンダムまで百合なので特に違和感なくて我ながらびっくりだ。

    4150314217

    2023年5月3日水曜日

    黄金の人工太陽

    黄金の人工太陽 (創元SF文庫 SFン 10-4) J・J・アダムズ(編集), 中原 尚哉他(翻訳) ISBN 4488772048 東京創元社

    巨大宇宙SF傑作選ということで、話の大きいSFを集めた短編集。 しかしまあ、ダイソン球ぐらいではいまどき驚かないので、 SFを書くのも大変である。 「禅と宇宙船修理技術」は、「禅とオートバイ修理技術」のもじりだ。

    4488772048