2005

2005年 12月
2005/12/30
オーケンのめくるめく脱力旅の世界 大槻 ケンヂ ISBN410142926X 新潮文庫
元筋肉少女帯のオーケンのエッセイ集. 暇つぶしに借りてきたのだが,意外に面白い文章を書く. なかなか笑えた.
2005/12/29
セックスはなぜ楽しいか ジャレド・ダイアモンド ISBN4794208766 草思社
人類の性行動は,近縁の霊長類と大きく異なる. なぜ,このような性行動が進化したのかを考察する書.
2005/12/20
「科学小説」神髄 アメリカSFの源流 野田昌宏 ISBN4488015131 東京創元社
「宇宙大元帥」であるところの野田昌宏が,1960年代に,当時の古典SF,つまり 戦前から戦中にかけてのSFの源流について書いた記事をまとめたもの. アメリカのSFファンダムの話などだけでなく,当時の日本のSFファンダム の雰囲気をうかがわせて非常に興味深い.
2005/12/17
新約聖書を知っていますか 阿刀田 高 ISBN4101255210 新潮文庫
クリスチャンではない著者が,西欧文化を理解するために,聖書の知識を 噛み砕いて教えてくれる.なんかわかった気になるからすごい. 同一著者で,旧約聖書,コーラン版もあるらしい.見つけたら 是非読んでみたい.
2005/12/
青いバラ 最相葉月 ISBN4101482217 新潮文庫
日本のバラの第一人者 鈴木省三へのインタビューを縦糸に, 世界での青いバラへの探求を追ったドキュメント.

この人らしい,丹念なドキュメントだが,あまりに詳細すぎて,何が言いたいのか よくわからなくなる. 次は,「あのころの未来」を読んでみよう.

2005/12/
脳を鍛える 東大講義 人間の現在 立花隆 ISBN4101387257 新潮文庫
1996年に行われた講義の講義録.おそろしいことに,全体の1/3分ぐらいでしかなく, 続きは続刊の予定らしいのだが,いつでることやら. 内容は科学方面はともかく哲学方面はなかなか面白かった.
2005/12/1
カツラーの秘密 小林 信也 ISBN4101450218 新潮文庫
なかなか明らかにならないカツラの実態を使用者が書いたという意味で,非常に 興味深い本.アデランスは,技術的には低レベルな製品をほとんど脅迫するように 売っているとか,にもかかわらず,テレビ等では広告出稿の関係で取り上げられる ことは絶対にないとか,いかにもありそうな話だ. 著者は SV社(たぶんSVENSON)のカツラで幸せになったそうだ.よかったね.
2005/12/1
黒のトリビア 新潮社事件取材班 ISBN4101208298 新潮文庫
犯罪関係の1行知識集.内容が希薄なのはしょうがない?
2005年 11月
2005/11/25
ここまでわかったボケる人ボケない人 フレディ松川 ISBN4087475271 集英社文庫
まあ,要するに頭を使い,感情の起伏を持っていればボケない, というような話.
2005/11/23
七人の安倍晴明 夢枕獏 編 ISBN4167528061 文春文庫
安倍晴明ブームのドサクサに編まれたアンソロジー.豪華といえば豪華だが 支離滅裂といえば支離滅裂.
視鬼(高橋克彦)
愛の陰陽師(田辺聖子)
日本の風水地帯を行く—星と大地の不可思議(荒俣宏)
晴明。—暁の星神(加門七海)
鬼を操り、鬼となった人びと(小松和彦/内藤正敏)
三つの髑髏(渋沢龍彦)
下衆法師(夢枕獏)
2005/11/20
赤報隊の正体 朝日新聞阪神支局襲撃事件 一橋文哉 ISBN4101426260 新潮文庫
朝日新聞社の阪神支局にショットガンを持った暴漢が押し入り,記者二人を撃った 未解決事件のルポ.実は偽同和関連の別の事件に関して記者が取材していたことに 対する警告だったのではないかと説く.
2005/10/
そこが知りたい「脳の病気」 天野惠市 ISBN4-10-120421-7 新潮文庫
テンカンが遺伝性ではなく,難産との関連が強いという話は 初耳だった.
2005/11/17
四季 冬 森博嗣 ISBN4-06-182363-9 講談社ノベルズ
シリーズ最終巻.うーん,よくわからん...
2005/11/13
  • [ Fantastic Four ] Fantastic Four
    昔のバカマンガの映画化.こういうものってどういう意味があるんだろう? しゃれにならない時間と金がかかっているように見えるが, 誰にとっても暇つぶし以上のものにはならないような.
  • 2005/11/13
    海のある奈良に死す 有栖川有栖 ISBN4-04-191302-0 角川文庫
    海のある奈良へ行く,といっていた作家が福井の小浜で死体として発見される. 結局,「海のある奈良」が何のつもりだったのか,完全にはわからないところが なんとも.
    2005/11/13
    トンデモ一行知識の逆襲 唐沢俊一 ISBN4-480-03917-1 ちくま文庫
    続編.トリビアの泉に唐沢俊一がかかわっていたとは知らなかった.
    2005/11/11
    トンデモ一行知識の世界 唐沢俊一 ISBN4-480-03724-1 ちくま文庫
    マンガ雑誌の欄外によく書かれていた真偽不明な一行知識 に関する薀蓄を語る.おもしろい.
    2005/11/4
    シャドウ・パペッツ オーソン・スコット・カード ISBN4150114919 ハヤカワ文庫SF
    「エンダーのゲーム」のサイドストーリー,シャドウシリーズの3. なんでアシルはそんなに優秀なのか,なんでピーターはそんなに間抜けなのか.

    さらに続編がある模様.そういえば「エンダーの子供たち」も買わなければ.

    2005年 10月
    2005/10/
    アグレッサー・シックス ウィル・マッカーシイ ISBN4150115079 ハヤカワ文庫SF
    異星人からの侵略を受けた人類は,異星人の思考をトレースするために,異星人 になりきったチームを編成した.6つの性を持つ異星人にあわせて,6人一組として 作られたチームがタイトルのアグレッサー・シックス.うち1名は犬(-_-).

    面白くなりうるネタだったと思うのだが,結果的にはつまらない. 巨大な宇宙船間に何万人もの人間が宇宙スクータで取り付く,という描写は ちょっと面白かった.

    2005/10/
    幸運の25セント硬貨 スティーブン・キング ISBN4102193367 新潮文庫
    短編集.スティーブン・キングを読むのは初めてだったのだが, これは,まあ,単純なホラーだ.あまり面白くなかった.ほかのも読んでみよう.
    2005/10/
    妖異博物館 柴田宵曲 ISBN4480421084 ちくま文庫
    江戸時代の書籍類から,さまざまな妖異を取り上げている.
    2005/10/23
    街の灯 北村薫 ISBN4163215700 文藝春秋
    舞台は,昭和初期.学習院に通う士族のお嬢様の元に,別宮通称ベッキーという 女性のお抱え運転士がやってくる.ミステリなので一応謎解きをするのだが, 他の作品と同様,謎はたかが知れている.が雰囲気がとてもよい. 続編希望.
    2005/10/22
    四季 秋 森博嗣 ISBN4-06-182353-1 講談社ノベルズ
    シリーズ3作目.夏までは「すべてがFになる」の前の話だったが, これは後日談.どうも,「すべてがFになる」と本作の間にも別の話があったようだ. 本作の主役はS&Mになっている.Sの母親がVだったというのは Vを読んでればわかるんだろうか?
    2005/10/10
    謎物語 あるいは物語の謎 北村薫 ISBN4- 中公文庫
    北村薫によるミステリー論.
    2005/10/8
    シャドウ・オブ・ヘゲモン オーソン・スコット・カード ISBN4150114633, 4150114641 ハヤカワSF文庫
    エンダーズ・シャドウの続き.戦後のビーンと,エンダーの部下たちが 国家間の闘争にまきこまれていく.続編,シャドウ・パペッツも読まなければ.
    2005年 9月
    2005/9/24
    ディアスポラ グレッグ・イーガン ISBN4150115311 ハヤカワ文庫 SF
    人類のほとんどが,計算機内にスキャンされシミューレートされた生を生きている時代. 突然のガンマ線バーストをきっかけとして,他の次元への移住を行うことに.

    冒頭のコンピュータ内での自意識の発生の描写,中盤の「ワンの絨毯」, 中性子内のワームホールトンネルにエンコードされた暗号あたり,さすがにイーガン.

    2005/9/23
    ニッポン硬貨の謎 北村薫 ISBN4-488023827 東京創元社
    エラリー・クィーンの遺稿を発見して北村薫が翻訳した,ということになっている クィーンへのオマージュ. クィーンが1970年代に来日した際に連続幼児殺人事件を解決していた,という設定. クィーンは,大昔にX,Yあたりを読んだきりなのでよくわからないが, 国名シリーズのひとつという位置づけらしい.そういえば 「エジプト十字架の謎」は読んだ記憶が..

    クィーンの案内役になる奈々子は,「円紫師匠とわたしシリーズ」の「わたし」に 重なる.連続殺人の動機は貫井徳郎の「慟哭」を思い出させる.

    「シャム双子の謎」は読んでみたい.

    2005/9/22
    植物さんとの共同研究 - 物と心のどんづまりを求めて - 三上晃 ISBN4-884814878 たま出版
    出版社を見ただけでわかるが,トンデモ本である. 図書館のリサイクルブックコーナーでゲット.読み終わったので 再度そこに持っていく所存.

    あの傑作「植物は警告する」の続編にあたる. あのころはあった謙虚さはなく,植物に聞いたことにして, 適当なこと(太陽は熱くないとか,金でできてるとか,UFOは地球に来てるとか) を言いまくっているだけ,という感じでちょっとさみしい.

    そのひとつ,記憶は腸で行われているという話で, 百科事典何冊もの内容が小さい頭に入るわけがない,とか言ってるんですが, 頭じゃだめで腹なら入るのか,と突っ込まざるを得ない. 大差ないでしょ.

    2005/9/21
    弓と禅 オイゲン・ヘリゲル 福村出版
    1900年代,東北大学の教師としてドイツから招かれた哲学者であるが, 禅を学ぶために当代の達人といわれた阿波研造に弓道を学んだ記録.

    短編漫画にでもしたくなるような師弟関係.実に弓道とは奥が深い 空手でも流派によってはこの域に達するのだろうか.

    原題「Zen in der Kunst des Bogenschiessens」,英語では 「Zen in the Art of Archery」.1948年に発表されたらしいので, これが,一連の「Xen and the art of XXX 」の大元だなのでしょう.

    2005/9/21
    禅とオートバイ修理技術—価値の探究 ロバート・M・パーシグ ISBN4839700524 めるくまーる
    仮想計算機 Xen の論文, 'Xen and the art of virtual machine'の モトネタ,'Zen and the art of motorcycle maintenance'の邦訳. 面白いタイトルだというだけで借りてきて読んでみたのだが,ちょっとすごい.

    著者は,かつて大学で教鞭をとっていたのだが,「クオリティ」 (よくわからないが,万物に通低する価値基準?)という考えにとりつかれ, 発狂,その結果,病院で脳の前部に電流を流され,人格を消去されてしまう. そんなことがゆるされるのかという以前に,可能なのかと思ってしまうのだが, すっかり別人となった著者は,残されたメモをたどってもとの人格,パイドロスの 思想を追いかける,その過程が,息子クリスとのアメリカ大陸横断 オートバイ旅行と重ねて描かれている.

    この本で示されている哲学の詳細は素養のない私にはよくわからないが, すごい本であることは間違いない.読んでよかった.

    2005/9/17
    四季 夏 森博嗣 ISBN4-06-182339-6 講談社ノベルズ
    同じく2作目.人殺しすぎです. S&Mシリーズと世界が一緒なのはまあ当たり前だけど, Vシリーズとも一緒なんだ.
    2005/9/16
    四季 春 森博嗣 ISBN4-06-182333-7 講談社ノベルズ
    「すべてがFになる」の真賀田四季の少女時代を描く4連作の1つめ. 「すべてがFになる」が完全に記憶のかなたなのでなんともアレだが, キャラは立っている.とにかく最後まで読まないとなんともいえない. しかし森博嗣は,多重人格が好きだなあ.
    2005/9/14
    そして二人だけになった 森博嗣 ISBN4-10-139431-8 新潮文庫
    盲目の天才物理学者の影武者を務める弟が,明石海峡大橋のアンカーレッジに 秘密裏に構築されたシェルタに,他の5人のメンバとともに篭る. その密閉された空間で連続殺人がおこる.

    最後に2回どんでん返しが入り,結局何が起こったのかわからなくなってしまった. 一番最後のシーンを妄想だと思えば多少は整理されるのだが..わからん.

    2005/9/10
    「うっちゃり」はなぜ消えたのか 眞石博之 ISBN4-532-16345-5 日本経済新聞社
    大相撲をデータで解析する。タイトルのうっちゃりに関しては、単に平均体重が 増えたからという、つまらないオチだったりするのだが、 相撲協会の内幕が多少なりともわかって面白かった。

    しかし大相撲は今後どうなっちゃうんでしょう? もう少し危機感を持って改革をすすめないとホントにつぶれちゃうぞ。

    2005/9/3
    珊瑚色ラプソディ 岡嶋二人 ISBN4-06263553-4 講談社文庫
    主人公がオーストラリアから結婚のために帰国すると、 婚約者は沖縄旅行中に記憶を失い、同行者が行方不明になっていた。 なぞを追ううちに、33人しか住民のいない孤島で起きた惨劇があきらかになる。

    なかなか面白かった。 「岡嶋二人」は二人の共著ペンネームなのだがとうの昔に解散しているらしい。 他の本も機会があれば読んでみたい。

    2005/9/8
    球団消滅 中野晴行 ISBN4-480-42023-1 ちくま文庫
    戦後の1リーグ制から2リーグ制に移行した時期の、第一回セリーグ優勝チーム である松竹ロビンスのオーナ2代目田村駒治郎の一代記。 昔も今も、プロ野球の何を優先しているんだかわからない体質は 変わっていないことがわかる。巨人戦の視聴率が極端に下がったから 来年のTV局との契約金はすごく下がると思われるのだが、 そのとき何が起こるんだろうか?

    写真の田村駒治郎は、ストライプのダブルのスーツを着た太っちょ。 こんな男が戦後直後にいたとは驚きだ。 ちなみに田村駒治郎の会社田村駒はMS-IMEだと一発で変換できたりする。 HPもある。 ビリケンをはやらせたのもこの会社らしい。おそるべし。

    2005/9/7
    テレビゲーム文化論 インタラクティブ・メディアのゆくえ 桝山寛 ISBN4-06-149573-9 講談社現代新書
    テレビゲームは、通常のおもちゃとちがって、遊ぶ道具というよりは遊ぶ場や遊ぶ場所 を提供するものであり、今後はより人工知能的、ロボット的になるだろうという議論。 まあそりゃそうだろう。

    ATARI社の社名が囲碁の「アタリ」から来ているというのは知らなかった。 ちなみに、SEGAはService Games から来ているらしい。

    2005/9/6
    毎日かあさん カニ母編 西原理恵子 ISBN462077054X 毎日新聞社
    ひょっとしたら日本で最後の破滅型文士かもしれない、 西原理恵子の子育て漫画。

    やっぱりサイバラはすごいとしかいいようがない。

    2005/9/4
    落語手帖 江國 滋 ISBN448042086X ちくま文庫
    江國香織の父である江國 滋の処女出版物らしい。 落語に耽溺した著者による落語関係エッセイ集。 落語がいかに好きかが伝わってくる。わたしも高座を見に行かないと。
    2005/9/3
    制服概論 酒井順子 ISBN4-10-135115-5 新潮文庫
    制服フェチを自称する作者による制服談義。 女性にもこういう種類の人がいるとは思わなかった。
    2005年 8月
    2005/8/30
    養老孟司 ガクモンの壁 養老 孟司 (著), 日経サイエンス (編集) ISBN4- 日経ビジネス人文庫
    日経サイエンスに連載された、脳、生物系各分野の若手研究者との対談を 集めたもの。タイトルは例のベストセラーに引っ張られた後付で、 単行本の時点では別のタイトルだったらしい。
    2005/8/28
    ダーウィン賞!—究極におろかな人たちが人類を進化させる ウェンディー・ノースカット ISBN4062106787 講談社
    おろかな行為で死ぬことによって、自らの遺伝子を人類の遺伝子プールから取り除くことで 遺伝子プールの優良化に貢献した人に贈られるダーウィン賞の本。 よく話には聞いていたが、原典はそれほど面白くなかった。 本当におろかな行為の場合、自分一人じゃなくて沢山巻き添えにするから、 ダーウィン賞の趣旨から外れてしまうからだろうか?
    2005/8/27
    生物学個人授業 岡田節人 、南 伸坊 ISBN4-
    南 伸坊が、生物学の権威である岡田節人から生物学の授業を受ける。 なかなか良いシリーズだ。ほかに、免疫学、心理療法があるらしい。
    2005/8/26
    定本 畸人研究Z 畸人研究学会 ISBN4480039414 ちくま文庫
    ちまたの畸人を探し尋ねる、畸人研究学会の同人誌「畸人研究」を まとめたもの。宝島系でいろいろ読んでいるので、わたしにとっては それほどインパクトはない。

    ちなみに「畸」とは田んぼを矩形に整地した際に出る残余の部分を指し、 荘子によれば、「畸人なるものは、人には畸なれども、天にひとし」 なんだそうな。

    2005/8/25
    銃・病原菌・鉄 - 1万3000年にわたる人類史の謎 ジャレド・ダイアモンド ISBN4794210051、479421006X 草思社
    人類文化の発展速度が、なぜ新大陸やニューギニアなどで遅れたのかを、 膨大な資料で解き明かす。非常に面白かった。

    家畜と病原菌の関係や、栽培化可能作物、家畜化可能大型哺乳類の分布など、 目からうろこが落ちるよう。 言語の分析によって、言語がもともと発展した地域がわかるというのも 驚いた。他の作品も是非読んでいきたい。

    2005/8/20
    悪夢制御装置—ホラー・アンソロジー 篠田 真由美 , 乙一 , 瀬川 ことび , 岡本 賢一 ISBN404426905X 角川スニーカー文庫
    ふたり遊び(篠田真由美)、闇の羽音(岡本賢一)、ラベンダー・サマー(瀬川ことび)、階段(乙一)。 高校の映研が避暑地で撮った美少女は腐乱死体だった、という「ラベンダー・サマー」は なかなかよい。なにも怪奇現象のおきない「階段」が一番怖い。
    2005/8/10
    大人のための ブランド・カー講座 徳大寺有恒 ISBN4-10-473001-7 新潮社
    徳大寺先生が、世界の名ブランドを解説。 雑誌「ENGINE」の連載をまとめたものらしい。 ちなみにアメリカの会社はひとつもなし。

    内容は、徳大寺先生の薀蓄をありがたく拝聴するといった感じ。 実際勉強にもなる。写真がもう少し多いともっといいんだけど。

    2005年 7月
    2005/7/27
    自転車旅行主義—真夜中の精神医学 香山リカ ISBN448003367X ちくま文庫
    自転車旅行とは何の関係も実はない。 現代思想を精神医学者の立場で読み解いている? 難解。
    2005/7/23
    スローフードな人生! - イタリアの食卓から始まる 島村奈津 ISBN4101045216 新潮文庫
    スローフードの反対はファストフードではなく、careless food らしい。なるほど。 私はあまりファストフードは食べていないつもりだが、careless ではあるかもしれない。 地元のチーズやハムやワインを守るのがイタリアのスローフードなのならば、 日本では何を守るんだろうか。やっぱり地味噌と地酒か?
    2005/7/20
    ムカツクからだ 齋藤孝 ISBN4101489211 新潮文庫
    若年層に多用されているムカツクという言葉から 彼らの身体性を読み解く。
    2005/7/15
    古典教養そこつ講座 夏目房之介 ISBN4167158035 文春文庫
    夏目房之介がさまざまな古典芸能に挑戦。
    2005/7/12
    元気がでるクスリ 別冊宝島編集部 編 ISBN4796620060 宝島文庫
    いわゆる回春剤の類を特集。やっぱり儲かるらしい。 ただのローションが最強の媚薬だ、というのは驚き。
    2005/7/8
    タイタンのゲーム・プレイヤー フィリップ・K・ディック ISBN4-488-69604-X 創元SF文庫
    中国の兵器によって出生率が極端に下がり、さらにタイタンからの侵略者 ヴァグによって支配されている未来世界。特殊な階級の人間たちが、 人生ゲームとダウトとモノポリーをたしたようなゲームで町を取り合っている。

    なんだか展開が速すぎてよくわからない。ディックらしいといえばディックらしい。

    2005年 6月
    2005/6/
    月に呼ばれて海より如来る 夢枕獏 ISBN4-331-05834-4 廣済堂ブルーブックス
    タイトルの「如来る」は「きたる」と読むらしい。

    夢枕獏の螺旋モノ。1987年に単行本が出ている。 「上弦の月を喰べる獅子」が1989年なので、ある意味で先行作品ということなのか。

    まったくの未完。こまったもんだ。

    2005/6/
    身体から革命を起こす 甲野善紀 田中聡 ISBN4-10-473501-9 新潮社
    例の、桑田の師匠として有名な古武術家。

    まあ当たり前だが、読んでもほとんどわからない。 実際に見てみたいものだ。 NHKの番組をDVDにまとめたものが付録になったムックがあるらしい。買うか。

    2005/6/
    チリ交列伝 伊藤昭久 ISBN4-480-432075-4 ちくま文庫
    高度成長期には、ちり紙交換が産業として成立していた。 立場と呼ばれる元締めが車と収集した古紙の流通を管理し、 個々の働き手と契約して車を貸し出すという事業形態。 この立場を舞台にしたさまざまな人間模様を描いている。
    2005/6/
    スラム・オンライン 桜坂洋 ISBN4-15-030800-4 ハヤカワ文庫JA
    高校の後輩、ついにハヤカワ文庫進出。がんばれ!

    新宿の大学に一応籍をおきつつ、ヴァーチャファイター的な格闘戦が可能なMMRPG にハマる主人公。MMRPCの世界の辻斬り(辻殴り?)ジャックと対峙する。

    相当対象が狭そうだが、これが新鋭というものか。

    2005/6/12
    DSが解く達人のメカニズム 高岡英夫 ISBN4-89422-491-7 BABジャパン
    DS(ディレクトシステム) なるもので、達人の身体意識を解き明かす、という話。 基本的に、著者が、さまざまな達人のDS図なるものを書き、それを見ながら 記者?と対談、という形になっている。

    が、なにしろDS図なるものは高岡氏が書いたもので、また高岡氏にしか かけないものらしいので、それを見てすばらしい、とかいっても、 なんら客観的な議論にはならない。高岡氏の身体操作理論はそれなりに 見るべき点があるのかもしれないが、この議論展開では誰も信じられないだろう。

    2005/6/8
    ヘブライ語の父 ベン・イェフダー ロバート・セント・ジョン ISBN4-89586-104-X ミルトス
    2000年間の間、日常語としてもちいられていなかったヘブライ語を復活させた ベン・イェフダーの伝記。 新聞を発行し、単語を調べ上げる超人的なハードワークにおどろかされる。 世界史にうといので、イスラエル建国の経緯がわかってよかった。
    2005年 5月
    2005/5/29
    銀河帝国への野望 高千穂遥 ISBN4- 朝日ソノラマ文庫
    クーデターによる帝国制への移行の企てにまきこまれる。 しかし、なんというか、あらゆる面でリアリティが。。。 別に、この手のものにSF考証を期待するほどやぼではないつもりだが、 人物描写や、クーデター立案の当たりはもう少し頑張ってほしい。
    2005/5/29
    だれがジョン・レノンを殺したか? フェントン・ブレスラー ISBN4- 学研M文庫
    CIAが反右翼の象徴的リーダーになりかねない ジョンを、催眠的手法でマインドコントロール した人物を用いて暗殺したのだ、という陰謀論。 なんだかね。

    ただ、当時の世相やジョンの活動のことがなんとなくわかった。 ライ麦畑でつかまえては読まなければ。

    2005/5/28
    なぜ会社が消滅したか 山一証券役員たちの背信 読売新聞社会部 ISBN4- 新潮文庫
    ここまでずさんなことをしていたのか、 という驚きでいっぱい。 慣れというものは恐ろしい。
    2005/5/27
    ゴジラ 香山滋 ISBN4- ちくま文庫
    ゴジラの原作や獣人雪男の原作が収められている。 この人、なんともと大蔵官僚だそうな。 むかしのお役所は懐が深い。
    2005/5/26
    よくわかる現代魔法 たった一つでない冴えたやり方 桜坂洋 ISBN4086302365 集英社スーパーダッシュ文庫
    サブタイトルは、perl の標語と、 ティプトリィのパロディをかねている。 一応一段落ついたようだが、まだ続く模様。
    2005/5/25
    事故調査 柳田邦男 ISBN4101249148 新潮文庫
    こわくて飛行機にも電車にものれないね。
    2005/5/23
    暗黒邪神教の洞窟 高千穂遥 ソノラマ文庫
    クラッシャージョウの4。超能力の団体が人類に反旗を翻す、という 古典的なはなし。超能力の描写が魔法と変わらん。 ジョウはまったく活躍せず、事件も解決しない。 次巻に続く、だったかなあ。一度読んだはずなのにまったく覚えていない。
    2005/5/21
    話を聞かない男、地図が読めない女 アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ ISBN4-07-235217-9 主婦の友社
    ちょっと前に大流行した本。 男性と女性の脳の構造も体の構造ももちろん違うんだろうけど、 それを強調しすぎると、また男女の役割分担みたいな前時代的な話が でてきそうでこわい。
    2005/5/19
    ライカ同盟 赤瀬川原平 ISBN4-480-03481-1 ちくま文庫
    中古カメラ症を発症した筆者のエッセイ。 読んでるとちょっとライカがほしくなってくる。
    2005/5/17
    家族依存症 斎藤学 ISBN4-10-144221-5 新潮文庫
    アルコール依存などのさまざまな依存症を 不健全な家族関係からくるものとして読み解く。
    2005/5/16
    人体模型の夜 中島らも ISBN4-08-748403-3 集英社文庫
    人体の個々のパーツをフィーチャーしたホラー短編集。

    膝にできた人面疽が宿主を食べるという「膝」は、あたま山みたい。 ジョン・レノンに未発表曲という「EIGHT ARMS TO HOLD YOU」は、 オチはなんとなくありがちだが、この曲は是非聞いてみたいと思わせる。

    2005/5/14
    東電OL殺人事件 佐野眞一 ISBN4101316333 新潮文庫
    渋谷のラブホテル街で殺された売春婦が、昼間は東電の「エリートOL」だった、 という事件のルポ。新潮45連載。 普通に証拠物件を見ればだれがかんがえても冤罪で、実際第一審は無罪になったのだが、 最高裁で無期懲役が確定している。 大丈夫か日本の裁判所。
    2005/5/12
    スウェーデン館の謎 有栖川有栖 ISBN4062637936 講談社文庫
    国名シリーズの長編。 裏磐梯のペンションのそばに立つスウェーデン人と日本人の夫妻の住む館で 殺人事件がおこる。古典的な、「雪の上には被害者と第一発見者の足跡しかない」密室殺人だが、 なかなか面白い。歩幅が違ってしまいそうだとも思うのだが。。。

    いままで読んだ有栖川著作の中では一番おもしろかった。

    2005/5/11
    三億円事件 一ツ橋文哉 ISBN4101426228 新潮文庫
    あの三億円事件の真犯人に迫るルポ。 ちょっと前にビートたけし主演でやったドラマの原作らしい。 元警官と立川近辺の非行グループ二人の犯行だという説。 みんなあまり幸せになっていないところがなんとも。
    2005/1/
    人はなぜエセ科学に騙されるのか カール・せーガン ISBN 4102294031,410229404X 新潮文庫
    「コスモス」やSETIプロジェクトで高名な天文学者カール・セーガンの エッセイ集。科学の目を持ち、自分で考えて判断する態度が、民主主義のために、 自由であるために必要なのだ、という主張が、心に残る。 さすがに、凡百のトンデモ批判本とは一線を画している。
    2005/5/7
    ロシア紅茶の謎 有栖川有栖 ISBN4062635488 講談社文庫
    火村助教授と作家有栖川のシリーズの短編集。 クィーンの国名シリーズをまねた国名シリーズの1つ。 動物園の暗号、屋根裏の散歩者、赤い稲妻、ルーンの導き、ロシア紅茶の謎、八角形の罠。
    2005/5/3
    古代史捏造 毎日新聞旧石器遺跡取材班 ISBN4-10-14824-9 新潮文庫
    発掘捏造の続編。 藤村氏はどうも乖離性人格障害になってしまったらしい。
    2005/5/3
    発掘捏造 毎日新聞旧石器遺跡取材班 ISBN4-10-146823-0 新潮文庫
    2000年に明らかになった旧石器遺跡での発掘の捏造を追ったルポ。 25年間も捏造を続けていたことよりも、それに気がつかなかった 考古学会のシステムのほうがおどろきだ。

    しかも日本で独自に原人が新人に進化していたかも、などという話に なっていたらしい。そこまで言っていたとは知らなかったが、 だれも突っ込む人はいなかったんだろうか?

    2005年 4月
    2005/4/30
    銀河系最後の秘法 高千穂遥 ISBN4- ソノラマ文庫
    コワルスキー大佐死んでますけど。。
    2005/4/29
    撃滅!宇宙海賊の罠 高千穂遥 ISBN4- ソノラマ文庫
    やはり、スペオペには宇宙軍と宇宙海賊は欠かせない。 そういえば、映画版にでてきた宇宙軍の巡洋艦コルドバとコワルスキー大佐は この巻ででているのだった。
    2005/4/28
    連帯惑星ピザンの危機 高千穂遥 ISBN4- ソノラマ文庫
    温故知新、ということでなつかしのクラッシャージョウシリーズを20年ぶり?に。 20年前には映画にもなっているが、なぜかダーティーペアより受けなかったんだよな。

    ワープ、レーザー砲、熱線銃と、でてくるSFガジェットが懐かしいものばかり。

    2005/4/26
    解剖学個人授業 養老孟司、南伸坊 ISBN4-10-141033-x 新潮文庫
    養老孟司の話と言うのは、いつ読んでも、わかったようなわからんような。 しかしこんな企画でいろんな人の話が聞ける南伸坊はうらやましい。
    2005/4/17
    テリー伊藤のニッポン裏稼業 テリー伊藤 ISBN4-7966-2288-8 宝島文庫
    テリー伊藤がいろんな商売の人にインタビュー。法廷画家がおもしろかった。 テレビででてくるあのイラストは、じつは見たアングルで描いているわけではなく、 ある意味想像で描いている、という。それでいいんかい?
    2005/4/16
    魚へん漢字講座 江戸家魚八 ISBN4-10-116061-9 新潮文庫
    すし屋の湯のみに書かれている漢字がこれ一冊ですべて詳らかに! まあ、すぐ忘れちゃうわけですが。中国と共通の漢字でも違う魚を 指す場合が多いのは驚き。 鮎は、日本ではアユだけど中国ではナマズをさす、とか。
    2005/4/15
    新・世界の七不思議 鯨 統一郎 ISBN4- 創元文庫
    「邪馬台国はどこですか」の続編。同じバーで同じ面子+外人教授一名。 今度は世界のさまざまなフシギを解き明かす、のだが、 うーん、いまいちだなあ。キャラクターのかけあいがワンパターンに なってしまって、まったく魅力的でない。 謎解きのアイディア自体は面白いだけに、残念。
    2005/4/14
    All you need is kill 桜坂洋 ISBN4086302195 集英社スーパーダッシュ文庫
    この作者、初の「現代魔法シリーズ」以外の作品。 異性人のマシーンによって侵略を受け、反永続的に戦い続けている 世界、という、ちょっと「戦闘妖精雪風」っぽい世界で、 「ビューティフルドリーマー」のように同じ一日を繰り返す。

    とてもおもしろかった。神林長平っぽいけど神林長平にはこれは書けまい。

    2005/4/12
    よくわかる現代魔法—jini使い 桜坂洋 ISBN4086302217 集英社スーパーダッシュ文庫
    シリーズ4作目。 タイトル は「Jinni使い」のほうが適切ではないかと思われ。

    今回は嘉穂が主役、のはずなのに、いまいち活躍してないんですけど。

    2005/4/8
    ゲームの達人 シドニィ・シェルダン ISBN 490043003X,4900430048 アカデミー出版
    上下二巻100円で古本屋で購入。 南アフリカの鉱山王の娘として生まれたケイトが、 夫や息子や息子の嫁を思いのままに操って生きる80年を描く。

    正直言ってなにが面白いのかわからんです。 彼女のろくでもない人生に共感してほしいのか、ばかだなあとおもってほしいのか。

    2005年 3月
    2005/3/31
    ホミニッド - 原人 - ロバート・J・ソウヤー ISBN4-15-011500-1 早川文庫SF
    クロマニヨンが滅んでネアンデルタールが 繁栄した平行世界から、量子コンピュータの実験中だった ネアンデルタールの量子物理学者が、 この世界のカミオカンデのような施設の重水と入れ替わって 転送されてきてしまう。

    この著者にしてはずいぶん素直なはなしだが、シリーズものなので 今後に期待。

    2005/3/15
    物理学者はマルがお好き ローレンス・M・クラウス ISBN4-15-050291-9 早川文庫NF
    物理学者の考え方を論ずる。 「明かりのあるところを探せ」は至言だ。
    2005/3/15/
    文明の逆説 立花隆 ISBN4-06-183260-3 講談社文庫
    1970年代前半以前に書かれた論考集。 さすがにふるい。
    2005/3/12
    レ・コスミコミケ イタロ・カルヴィーノ ISBN4-15-010639-8 早川文庫SF
    宇宙創世記から生きているというqfwfqのほら話。 なんだかよくわからないが、これはすごい。
    2005/3/8
    金田一耕助の新たな挑戦 亜木冬彦 ほか ISBN4-04-199703-8 角川文庫
    若手作家による金田一耕助 作品のアンソロジー。
    笑う生首(亜木冬彦)
    生きていた死者(姉小路祐)
    金田一耕助帰国す(五十嵐均)
    本人殺人事件(霞流一)
    萩狂乱(斎藤澪)
    金田一耕助最後の事件(柴田よしき)
    髑髏指南(服部まゆみ)
    私が暴いた殺人(羽場博行)
    陪審法廷異聞—消失した死体(藤村耕造)
    
    2005年 2月
    2005/2/12
    落語百選 秋 麻生 芳伸 ISBN4480034536 ちくま文庫
    古典落語を四季に分けて収めた文庫。 これには、目黒のさんま、時ソバ、寿限無などが収められている。
    2005/2/11
    Shall We Dance (アメリカ版)
    UAの機内で英語で鑑賞。 役所広司と草刈民代のShall We Dance? を リチャード・ギアとジェニファー・ロペスで作り直したという。。。

    かなり忠実な作り直しで、ちゃんと竹中直人や渡辺えり子相当もいる。 が、やっぱりあの二人の破壊力には及ばない。 リチャード・ギアのさえない中年っぷりはなかなか。 ジェニファー・ロペスのダンスもなかなか見事なのだが、やはり 草刈民代と比べると素人芸。というわけでやっぱり日本版のほうがいいなあ。 日本版をまた見たくなった。

    2005/2/9
    暗い宿 有栖川有栖 ISBN4041913071 角川文庫
    ミステリ作家 有栖川有栖が友人の火村助教授と、さまざまな事件のなぞに挑む 短編集。これは、ホテルシリーズらしい。こうやってシバリを入れて シリーズ化するのはいいアイディアだと思う。
    2005/2/6
    老人力 全一冊 赤瀬川原平 ISBN4480036717 ちくま文庫
    一世を風靡した「老人力」の原典。単行本2冊を1冊に合本した文庫で。 まあ、内容はあまりないが、前向きなのだけはよくわかった。
    2005/2/5
    カリオストロ伯爵夫人 モーリス・ルブラン ISBN4038151506 偕成社
    アルセーヌ・ルパンの若かりし日の冒険。 実在のカリオストロ伯爵の孫娘と対決。

    ルパン三世の「カリオストロの城」のタイトル名の元となった作品。 なんと、クラリスという名前まで出てくる。ルパンは今作品の最後で クラリスと結婚。が、クラリスは産後の肥立ちが悪くて死んじゃう、という。 む?ということはクラリスはルパン三世のおばあちゃん?

    「カリオストロの復讐」という後日談があるらしい。 そちらも読まねば。

    2005/2/3
    絶叫城殺人事件 有栖川有栖 ISBN4101204330 新潮文庫
    ミステリ作家 有栖川有栖が友人の火村助教授と、さまざまな事件のなぞに挑む 短編集。XX殺人事件 シリーズの短編集。XXは 「絶叫城」「黒鳥亭」「壷中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」。
    2005/2/2
    ペルシャ猫の謎 有栖川有栖 ISBN4062734508 講談社文庫
    ミステリ作家 有栖川有栖が友人の火村助教授と、さまざまな事件のなぞに挑む 短編集。国名シリーズ第五弾、らしい。なかなかよかった。
    2005/2/1
    新釈落語噺その2 立川談志 ISBN4- 中公文庫
    天才立川談志による、古典落語の再解釈 の2。 なぜかタイトルの「咄」が「噺」になっている。 意味違うんだろうか?
    2005年 1月
    2005/1/28
    新釈落語咄 立川談志 ISBN4- 中公文庫
    天才立川談志による、古典落語の再解釈。
    2005/1/27
    ネバーランド 恩田陸 ISBN4-08-747577-8 集英社文庫
    田舎の男子校の寮に居残った4人の少年の冬休みを1日1章で描く。 それぞれの少年のキャラがたっている。 話自体は結構重いのだが、さわやかな読後感
    2005/1/20
    旨い! 立ち食いそば・うどん 東京路傍の麺党 ISBN4- 小学館文庫
    立ち食いソバの本。生めんのほうがゆで麺よりもおいしいとは限らない、というのは なるほど。
    2005/1/20
    スターバックス マニアックス 小石原はるか ISBN4- 小学館文庫
    スタバの本。基本はダブル・ラテ・トールということで。
    2005/1/
    山師カリオストロの大冒険 種村季弘 ISBN4- 岩波現代文庫
    「ルパン三世 カリオストロの城」の「カリオストロ伯爵」は モーリス・ルブランの本家ルパンシリーズの「カリオストロ伯爵夫人」から 来ているわけだが、そのさらに元ネタとなっている、 フランス革命前夜のヨーロッパで活躍した実在の詐欺師、 カリオストロ伯爵を題材にした本。 カリオストロ伯爵的なものを待望していた当時の時代背景が 読み取れて興味深い。
    2005/1/
    江戸のまんが 泰平の世のエスプリ 清水勲 ISBN4- 講談社学術文庫
    江戸期の 鳥羽絵、大津絵と呼ばれていた、いわゆる「まんが」を紹介。

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