著者は本職の技術者.旋盤に触ったこともないルポライターが書いたような本とは迫力が違う.NCを使ったら誰でも同じモノが作れてしまいそうなものだが、そんなことはなくて,治具やら行程やらで,いくらでも工夫できる点がある,というのがすばらしい.
わたしも機械系だったので,NC使う授業があったりしたけど,そういえば,あの工作室,どこ行っちゃったんだろう?すっかり建て替えられて会議室になってたけど...
筑摩書房
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とか見た映画とか
著者は本職の技術者.旋盤に触ったこともないルポライターが書いたような本とは迫力が違う.NCを使ったら誰でも同じモノが作れてしまいそうなものだが、そんなことはなくて,治具やら行程やらで,いくらでも工夫できる点がある,というのがすばらしい.
わたしも機械系だったので,NC使う授業があったりしたけど,そういえば,あの工作室,どこ行っちゃったんだろう?すっかり建て替えられて会議室になってたけど...
夢枕獏の格闘技もの,7巻.1巻の群狼編は,なんと1985年.第一次UWFのころだ.内容はまあ,いつもの通りなのだが,新キャラ鹿久間源ががんばりすぎ.次巻が最終巻ということなんだが,本当に終われるのかな?終わったら,餓狼伝のほうもかたをつけてほしい.
ウソのない世界で,ただ1人ウソをつくことができるようになった男が, 神を発明してしまったりするはなし.
しかしこれいいのかな?男の作った教義はキリスト教とかのカリカチュアに なっていて,いわば,キリストは嘘つきだ,と言ってしまってるわけなんだけど, キリスト教の強い地域で公開できたんだろうか?反響はどうだったんだろう? 多分日本未公開.
実話に基づく映画らしいのだが,作り話としても突拍子もない.まさに事実は小説よりも奇なり.
アミノ酸かなんかの国際カルテルをFBIに告白し,自ら内部告発者となった男が 実は超高額のリベートを受け取っていたり,会社に詐欺行為を働いていたりで, FBIのほうが振り回される. 挙げ句の果てに,養子だといっていたのすらウソだったり. これは,きっとなんかの病気なんだろうなあ...よくわからんが.
中学生の時に読んで以来の再読. 当時つまらんなあと思った記憶だけがあり,中身を全然覚えていなかった. 再読してびっくり.この作品はハードコアなSFファンによる SF賛歌であり,パロディであるというような作品なので, 古典SFもろくに読んでない中学生にわかるはずはなかったのだった.
物語のスジとしては,4人のSFマニアが,なぞのUFOをあやつる何者か が構築したいくつかの異世界をわたりあるく,ということになっている. 最後はもとの世界にもどりめでたしめでたし,だがまったく謎は解けていない. そんなことを求めるべきものではないのかもしれないが.
ホームレスの黒人少年が,裕福な白人一家の一員として迎えられ アメリカンフットボールの才能を開花させる,と言う話. タイトルは,クォーターバックの死角を守るポジションのことらしい. サンドラ・ブロックが,白人一家のママさんを好演.
下のリンクは原作.原作はアメフトの中でのポジションの進化にも焦点を当てているらしいのだが,映画はその辺はザックリ省略.まあ,しかたがないか.
「しあわせの隠れ場所」という邦題になっていることが判明。なかなかのタイトルではないだろうか。
6巻構成の「清水義範パスティーシュ100」の1巻. パスティーシュという言葉の定義はいろいろあるらしいのだが, 他人の文体を使って全然違う内容を書く,というのが狭義のパスティーシュで, この1巻には狭義のパスティーシュを収めてある.
タイトルとなっている「猿蟹合戦とは何か」は,司馬遼太郎の文体で 猿蟹合戦を描く傑作.フィネガンズ・ウェイクをまねたものは読みにくくてまいった.
時代小説のアンソロジーシリーズの一巻. さくさく読める.船戸与一の「夜叉鴉」がおもしろかったか.
対海賊課のラテル,黒猫型異星人アプロ,宇宙船ラジェンドラの活躍を描く「敵は海賊」シリーズの短篇集.長編とは趣を変えて比較的読みやすい.消えた海賊被害者を追う「敵は海賊」,女海賊ジュティとマエストロ・シックの「わが名はジュティ、文句あるか」,ヨウ冥とクラーラの誕生を描く「ヨウ冥の神」,ジンギスカン鍋に似たトロフィー(どんなだ)の中の空間に捕らえられる「被書空間」の4篇.「被書空間」には,なんとユキカゼがでてくる...
なんか知らんが,映画化までされた面白南極料理人シリーズの続編.この話は著者の初めての参加であった30回越冬隊の越冬開始前(!)まで.越冬始まってませんけど...
事情があって,読書断ちをしていたのだけど,ちょっと余裕ができてきたので復活.いきなり重いのは体力的に読めないので,リハビリにはよかった,かな.