2020年4月21日火曜日

「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか?

「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか? 久保 明教 ISBN 4910108017 コトニ社

「家庭料理」と呼ばれる普遍性をもつと思われるモノが、実は変遷し続けていることを 小林カツ代と栗原はるみというある意味対象的な料理研究家を軸に議論。 二人ともある種の「脱構築」をしているのだが、解体した構築の対象が違うという議論。

対象的なレシピを作り比べるコーナーが挟まっているのだけど、どちらもうまそうだ。。 最後にクックパッドに言及されているのだが、YouTube上の無限に増殖していく レシピ動画についても考察してほしい。あれは食文化に世界的に巨大な影響を 与えていると思う。。

危機と人類

危機と人類 ジャレド・ダイアモンド ISBN4532176794, ISBN4532176808 日本経済新聞出版

ジャレド・ダイアモンドの新作。「銃・鉄・病原菌」よりはだいぶ落ちるかな。 さまざまな国家が過去に陥った危機とその帰結についていくつかのパラメータで整理しようとしている。 それぞれの事例は大変興味深いのだけど、 パラメータが多い割にサンプルはいくらも取れないので、あんまり意味のある帰結は導けなさそう。

日本の現状も危機の一つに数えられている。 コロナが落ち着いたら、このような引いた立場からの論説が読みたいものだ。

2020年4月19日日曜日

犬神家の一族(2006)

犬神家の一族(2006)

1976年版と同じ監督、主役でのリメイク。基本的に脚本も同じ。音楽も同じ。 神社の神官役の大滝秀治、警部役の加藤武も同じ。大滝秀治の30年前から老人、と言うのがすごい。

ヒロインは松嶋菜々子、女中は深田恭子。奥菜恵もでてる。 キャストは豪華なんだけど、そこはかとないモノマネ感。。 松子役の富司純子が貧相で、高峰三枝子の迫力がないのが痛いか。 弁護士役の中村敦夫もいまいち。 全体に画面が明るいのがまずいのかな。。

そもそもここまで完コピで作ることにどんな意味があるのか。企画の意図がわからん。

犬神家の一族 (1976)

犬神家の一族

超有名作品で断片的には見たことがあると思うのだけど、通してみるのは初めてかも。 1976年の石坂浩二主演作。しかし、金田一耕助いまいち役に立ってないような。。 那須が舞台だとは知らなかった。

有名なスケキヨマスクは変な造形だと思ってたのだが、 スケキヨ役のあおい輝彦に実は結構似てた。復員直後なのになんで こんなにコロコロ太ってるんだ。。

宿屋の女中の坂口良子がカワイイ。音楽は大野雄二で、言われてみればそこはかとなくカリオストロである。

2006年に、同じ監督、主演で作り直しているらしい。見てみよう。

2020年4月16日木曜日

CAT'S EYE キャッツ・アイ

CAT'S EYE キャッツ・アイ

1997年の実写版。 衣装が猫耳ボンデージになってる。藤原紀香、稲森いずみ、内田有紀が 三姉妹を演じる。藤原紀香の演技を始めてみたのだけど、もしかしてすごい大根なのでは?? 海に浮かんだフジテレビのインパクトがすごい。 なんかまあ、予想通りにイマイチである。なぜ見たのか。 というかなぜ作ったのか。。

2020年4月10日金曜日

トリック -劇場版2-

トリック -劇場版2-
どの映画もだいたいおなじなので初見なのかどうかもわからない。。堀北真希が出ている。ちょっと垢抜けない感じなのは役作りか、まだ若い時期だったからか。Primeの出演者リストには生瀬勝久が入ってるのだけど、でてきたかなあ?確信がもてない。