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トロン:アレス (オリジナル・サウンドトラック)
トロンシリーズ3作目。トロンが1982年、トロン:レガシーが2010年、トロン:アレスは2025年。なんとも息の長い映画である。1作目の悪役デリンジャーの孫が、デリンジャー社を作って、エンコム社と対立している。サイバースペースのものを3Dプリンタ的なもので、現実世界に転送する謎の技術をもっていて、戦士と兵器を作れるようになっているが、29分しか持続しない。それを永続化する鍵をなぜかエンコム社の先代が持っているはず、ということになり。アレスは、デリンジャー社の警備プログラムで、現実世界にも実体化する。
エンコムの現在のCEOは中国系か韓国系の女性イヴ・キムになっていて、永続化の鍵を発見する。アレスに付け狙われた末に、デリンジャー社のグリッドに取り込まれる。イヴから永続化鍵を取り出すとイヴが死ぬ、ということがわかり、イヴとアレスはデリンジャー社のグリッドを脱出。エンコム社のオフィスにあるオリジナルトロンの世界にアレスを送り込むことで永続鍵を取得しようとする。
その間にもアレスの部下だったアテナが巨大な兵器を実体化させて、イヴを奪取しようとするが復活したアレスに阻まれる。デリンジャー社長は訴追を逃れてグリッドに逃亡。1作目の大ボスサークの復活を匂わせて終了。しかしサークってオリジナルトロンの世界にいるんじゃないのか。なんでデリンジャー社のグリッドにいるの?
大半のアクションシーンが、グリッドの中でなく実世界で行われるのがこれまでとの違いか。映像はきれいだが、いまどき何を見せられても別にどうも思わんな。プロットはなんというか陳腐である。
すぐにも続編をつくりそうな引きだったが、ほとんど客がいなかった状況を見ると、つくれないんじゃないかなあ。そろそろ人格を持ったAIが現実味を帯びている昨今、もうすこしなんとかならんのか。