2022年7月25日月曜日

日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人

日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人 (ハヤカワ文庫 JA ハ 11-4) 新城 カズマ(著), 伴名 練(編集) ISBN 4150314918 早川書房

短編集。この人よく知らないのだけど、ラノベ方面?で活躍している人らしい。どの作品もオリジナリティが高く、膨らませて長編にできそうな感じ。とても良かった。

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特撮と怪獣 わが造形美術

特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版 (リットーミュージック) 成田 亨(著) ISBN 4845636239 リットーミュージック

ウルトラマンのデザイナーとして知られる成田亨の回顧録? なんとなくデザイナーだけなのかと思っていたが、 それこそ壊すためのビルを作るところから全面的に手掛けていたようだ。おそるべし。

武蔵野美術大学出身でちゃんとした美術のバックグラウンドがあるのね。 デザインもたまたまできたものではなく、綿密に考えた末のものだということが わかる。ウルトラマンの体の模様は、火星の運河をイメージしていたというのはびっくりだ。

ウルトラマンは、演者の古谷敏が八頭身であることではじめて成立したデザインだったようだ。 セブンは演者の体型の問題をカバーするために、デザイン要素を上半身に集中させた、と。

とても面白かったが、金銭的には不遇だったというのはひどいはなしだ。。

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本能寺の変 431年目の真実

【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫) 明智 憲三郎(著) ISBN 4286143821 文芸社

明智光秀の子孫を名乗る人物による、先祖の汚名をすすぐ書。光秀の謀反は、長宗我部を救うためで、家康との共謀だった。もともと、信長は家康を謀殺しようと本能寺に呼び寄せたのだが、そこで逆に謀殺されてしまった、という主張。その説のもっともらしさはともかく、既存の説の曖昧さはよくわかった。

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2022年6月11日土曜日

夢現 日本推理作家協会70周年アンソロジー

夢現 日本推理作家協会70周年アンソロジー (集英社文庫) 松本 清張(著), 島田 一男(著), 佐野 洋(著), 山村 正夫(著), 生島 治郎(著), 三好 徹(著), 中島 河太郎(著), 北方 謙三(著), 阿刀田 高(著), 逢坂 剛(著), 大沢 在昌(著), 東野 圭吾(著), 今野 敏(著), 江戸川 乱歩(著), (社)日本推理作家協会(編集) ISBN 4087456544 集英社

日本推理作家協会の歴代の理事長の短編を集めたアンソロジー。壮観。 東野圭吾の「あるジーサンに線香を」はタイトルが出落ち。

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新九郎、奔る! (10)

新九郎、奔る! (10) (ビッグコミックス) ゆうき まさみ(著) ISBN 4098613689 小学館

なかなか話が進まないが、面白い。しかし、進まない。。

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人として軸がブレている

人として軸がブレている (角川文庫) 大槻 ケンヂ(著) ISBN 4041009618 角川書店

2009年単行本発行のエッセイ集。ぴあの連載かな? タイトルからもわかるように「絶望先生」のころ。 面白い。

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シャーロック・ホームズに再び愛をこめて

シャーロック・ホームズに再び愛をこめて (光文社文庫) ミステリー文学資料館(編集) ISBN 4334748155 光文社

続編。松尾由美の「亀腹同盟」が面白かった。

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