カール・セーガンの絶筆.原題は"Billions & Billions". 「コスモス」でのカール・セーガンの決まり文句だったらしい.本人はそんなこと言っていないと言っているが.内容は専門の天文学のことだけでなく,環境問題や政治にも踏み込んでいる.
「コスモス」はすばらしい番組だった.当時中学の先生がカール・セーガンの物まねをしていたのを思い出す.物まねと言っても,夢見るような目つきで斜め上を見上げて口をあけるだけだったが.
最後の章には彼の闘病生活が書かれており,エピローグは残された妻が書いている.