SFマガジン創刊50周年記念の独自アンソロジー。 地上から何とか宇宙へ上がろうと苦闘する人類を描く短編ばかり。 わたしよりちょっと上でアポロをリアルタイムで見ていた世代には 独特の宇宙へのあこがれがあるようで、ちょっとうらやましい。
1.「主任設計者」アンディ・ダンカン 2.「サターン時代」ウィリアム・バートン 3.「電送(ワイア)連続体」アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクスター 4.「月をぼくのポケットに」ジェイムズ・ラヴグローヴ 5.「月その六」スティーヴン・バクスター 6.「献身」エリック・チョイ 7.「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」アダム=トロイ・カストロ&ジェリイ・オルション
表題作は、先天性異常でグレイそっくりに生まれてきた少年が火星に行くお話。泣かせる。
早川書房
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