掟上今日子の備忘録
ISBN4062192020
講談社
忘却探偵シリーズ1。短編集。厄介登場。
5話構成、と言っても最後の2つは連続している。
「初めまして、今日子さん」
AR研究所でSDカードが紛失。犯人の疑いをかけられた厄介が、今日子さんを呼ぶ。テレビ1話の前半に相当。
テレビ版とはトリックが違う。
「紹介します、今日子さん」
100万円を盗まれた漫画家が1億円払ってでも取り戻そうとする謎を解く。テレビ1話の後半に相当。
「お暇ですか、今日子さん」
須永昼兵衛の隠した原稿をさがす。テレビ5話に相当。
「失礼します、今日子さん」「さようなら、今日子さん」
須永昼兵衛の死が自殺なのかどうかを知るために、100冊の連続読書に挑む。テレビ7話に相当。
このシリーズは時系列と発刊順に関連が無いのだと思うが、この話は
時系列的には最後になるのではないだろうか。今日子さんはわすれても厄介は
わすれられないのだから。
テレビドラマの原作になった部分は全部読んだことになるが、 原作の面白さもさることながら、ドラマ脚本の完成度の高さには 驚かされる。見事に原作を消化して一本のシリーズに再構成している。 新垣結衣と岡田将生も良かったし、音楽もよかった。なんでもっと評価されなかったのか、ちょっと不思議。
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