魔法使いと最後の事件
ISBN 4163911308
文藝春秋
魔法使いが微妙に事件解決を助けてくれる短編シリーズの4巻目。前巻のラストで姿を消してしまい、どうなったのかと思ったら、何事もなかったかのように帰ってきている。しかも結婚している。相変わらずゆるい。ゆるいのはいいんだけど、推理小説としての枠組みまで外れてきているかんじなのはちょっと残念かな。
とか見た映画とか
ジャレド・ダイアモンドの「銃・鉄・病原菌」は、文明の繁栄はその土地で得られる自然資源に大きく左右される、という主張だったが、本書はそれとは逆に、長期的な繁栄には収奪的な政治制度ではなく包括的な政治制度が必要であると、多彩な例をあげて説く。 中国の収奪的な政治制度下での繁栄は長期的には持続可能ではない、ということになるが、さて今後どうなるのか。。 日本の官僚組織による企業の支配も結構収奪的になってきているけど、これもかなり不安である。