ポアロものの短編集。ポアロが引退を考え、引退前に名前であるヘラクレス(エルキュール)の冒険にちなんだ12個の事件を選んで解決しようと志す。これが発表されたのは1947年。最終作カーテンが発表されたのは1975年なので、その後28年も活躍を続けることになるのだが。。
12話「ケルベロスの捕獲」の別バージョン(というか全く別の話だが)が見つかり、「秘密ノート」に載っていたのでこちらを読み直してみた。こっちに載っているバージョンのほうが派手で短編集の最後としてはいいんじゃないだろうか。
早川書房
売り上げランキング: 72556