初代タイガーマスクであるところの佐山聡による本。 シューティングを経て掣圏真陰流なるよくわからない方向に行っているのは 知っていたが、最近ではメンタル系のセミナーまで始めているらしい。大丈夫か。 朱子学とか、フロイトとか、怪しさてんこ盛りである。
しかし、なんというかこの人悪相だよなあ。顔でだいぶ損してそう。
講談社
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とか見た映画とか
初代タイガーマスクであるところの佐山聡による本。 シューティングを経て掣圏真陰流なるよくわからない方向に行っているのは 知っていたが、最近ではメンタル系のセミナーまで始めているらしい。大丈夫か。 朱子学とか、フロイトとか、怪しさてんこ盛りである。
しかし、なんというかこの人悪相だよなあ。顔でだいぶ損してそう。
コネクトームとは脳の神経細胞の接続をすべての総体を意味する。 ゲノムが全遺伝子であるのと対比されている。 本書は、神経科学の現在の進行状況をコネクトームの立場から概説した本。
わかりにくいのだが、「コネクショニズム」は脳の接続が重要だという、まあ今ではある意味当たり前の立場。 「コネクトミクス」が、コネクトームを得ようとするプロジェクト。
興味深いが、それほど新しい内容はないような。。 ニューロン接続の解析でよく話の出てくる線虫「C・エレガンス」のニューロンは 人間のニューロンと全然構造が違っていて、ほとんどスパイクすらしないし、 シナプスについても情報がないというのは驚いた。
そもそも、すべての接続がわかったところで、何がわかるんだろうか。 何もわからないということしかわからないんじゃないか、という気がしてならない。
ポケモンと妖怪ウォッチを足して3で割ったような「てれすこ」の続編。 キャラの造形があまりにも浅薄で、かなりきびしい。
しかし、これ何歳ぐらいをターゲットに書いてるんだろうか。 内容からするとほとんど「ゾロリ」シリーズと大差ないのだけど、 本としての体裁やルビの振り方を見ると、中学生以上を対象にしているように見える。 中学生には、この本面白いんだろうか。
ヘンたて の続編短編集。前作の最後で、主人公を含む1年生3人が三角関係のもつれで 友情崩壊!みたいな感じになっていたのに、 いきなり問題なく解決していてびっくりした。まあ、その辺を丹念に書かれてもこまるわけだが。
建物トリックのミステリは、基本やり放題なので、ミステリとして面白くはならないことを再確認。
とある大学の「ヘンな建物研究会」が、建物にまつわる謎を解くミステリ短編集。 主人公の新入女子大生の一人称で書かれている。
赤瀬川原平のトマソンの話がちょっと出てくるので、トマソンの元の機能を解き明かす、 みたいな話なのかと思ったら、そういう話は1つしか出てこず。 あとは、わざわざヘンに作った建物ばかりでちょっとがっかり。
主人公の少年少女が、平賀源内を助けて、お江戸妖怪事典を完成させるために、 妖怪と戦う。倒された妖怪は御札に封じ込められ、主人公たちの要請に応じて 召喚され、敵と戦う。ライバルはマヌケな若い男女。
なんというか、ポケモンそのまんまである。これいいのかなー。
たいとるの「てれすこ」は落語から来てるのだろうけど、ぜんぜん話にはでてこない。なんなんだ。
イスラム国に関するまとまった本。イスラム国と、従来のいわゆる武装組織の相違を議論している。 解説を池上彰が書いている。
彼らの目的は、イスラム版イスラエルの建国だ、と言うのは得心が行く。 しかし、カリフをいただき国土を持ついわゆる国家になってくれるのであれば、 他の国としては戦いやすいのではないか、という気もする。
二人の著者のうち、前者が経済学者、後者が生物学者。 要素還元論と全体論に対して、多重フィードバックを基盤としたシステムとして考えるべきだ、と説く。 要素還元論に基づく経済学や医療の限界を乗り越えるのである、と。
生物学者にしては、ドーキンスに対する理解はあまりにあさいような。あれはほとんどトートロジーなので、 そんなに簡単に限界が指摘できるようなシロモノではないと思う。
多くのシステムが多重フィードバックで成立しており、フィードフォワードで制御しようと すると破綻する、と言うのはたしかにそのとおりだと思うのだけど、 じゃあ、多重フィードバックシステムを設計して、意図した通りに動かすことが可能か、というと、 まあ、だいたい不可能なんじゃないかと。。それができれば苦労はしないよ。。
海馬の研究者と糸井重里の対談。 サイエンティフィックな話題を、糸井重里が無理やりマクロな例に置き換えるので、結局よくわからなく なってしまっている印象。