Moonfall
2021年の映画。Amazon Primeで。これはまれに見るクソ映画だ。
スペースシャトルでの軌道作業中に未知の存在に襲われて同僚を失った主人公Brianは、 この事件の責任を問われて解職、離婚し自暴自棄の生活を過ごしている。 もうひとりの主役KCは月が空洞の人工物だと主張するもだれにも相手にされていないオタク。
ある日、月が軌道からそれて地球に落ちてくる。その結果津波が起きる。 NASAは探査機を送るが、探査機は月に開いた穴からデてきた未知の存在に襲撃される。 未知の存在は電気エネルギーに反応していると判断したNASAはスペースシャトルを スミソニアンから引っ張り出して、Brianに運転させて月におくり密かに開発していた電磁兵器で 対抗しようと考えるが。。
不当な批判を浴びた主人公のリベンジ、世間から見放された陰謀論オタクのリベンジ、 離婚して離れてはいるが成長した息子への愛情、母への愛、 未知の知性体との遭遇、津波を避けて間一髪上昇していくシャトル、 降り注ぐ隕石と津波、暴徒と化した市民との戦い、 などなど、要素詰め込みすぎ。映画3つ分ぐらいのプロットを一つの作品に 入れちゃったみたいな。インデペンデンス・デイとハルマゲドンと未知との遭遇、とかそんな感じ。
それを過剰な演出とやりすぎて陳腐化したCGで見せる。無数にある科学的なつっこみどころは全部 忘れるにしても、作劇的にもおかしいだろ。 これは、現代の映画の作り方の到達点の一つなのかもしれないが、どう考えても間違ってる。
0 件のコメント:
コメントを投稿