一時話題になった本。 非行少年のなかには軽度の知的障害を持つものがすくなくなく、早期に発見して適切な対応と教育を行うことで非行を防ぐことができる、と論じている。なるほど。。
2022年9月18日日曜日
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。
2022年9月15日木曜日
言語都市
言語都市 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)
チャイナ・ミエヴィル(著), 内田 昌之(翻訳)
ISBN 4153350087
早川書房
二つの口から同時に発話する「ホスト」との対話のために、双子に特殊な養育を施した「大使」を開発し、円満な関係を築いていたエンバシータウン。「ホスト」の「ゲンゴ」では事象として存在するものしか発話することができず、真実に反することを考えることもできない。
本国から送られて来た、双子ではない「大使」の言葉が「ホスト」たちに麻薬的な効果を持ち、しかもそれが伝染性だったため、世界全体が滅亡の危機を迎える。
大変示唆に富んでおり面白かった。言語学にもう少し詳しければもっと楽しめたのだろうか。 あと長すぎる。。二段組で500ページはなあ。。話が動き始めるまでに100ページ。きびしい。
人新世の「資本論」
人新世の「資本論」 (集英社新書)
斎藤 幸平(著)
ISBN 4087211355
集英社
人新世とは、人類の活動が気候変動に影響をあたえるようになった地質年代を指すらしい。ちなみにヒトシンセイと読む。なんか不自然。
資本主義の野放図な広がりが気候変動に影響を与えているので、コミュニティ主導の経済を立て直して歯止めをかけなければならない、という主張はまあ理解できる。
問題はなぜそれに、マルクスを持ち出して来る必要があるのか。マルクスが晩年それまでの主張を変えて環境への影響に言及していた、とかわりにどうでもいい。今時の読者が、マルクスが言ってたことならそうなんだろう、などとありがたがると思っているのか。
狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選
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