2018年2月10日土曜日

ファイブスター物語 14

ファイブスター物語 14 永野 護 ISBN4041062071 ニュータイプ100%コミックス

2年半ぶりにでた14巻。その前があまりに長かったので、すごく順調にでている気分になってしまうのがすごい。 なにしろ、30年で14巻だからな。。

ベラ国を防衛するツラック隊の話のみで、わけのわからない話がなくて読みやすい。 たくさんGTMがでてきたけど、全身デザインがわからなくて歯がゆい。。Designsとか見れば 載ってるんだろうか?

ファイブスター物語 14 (ニュータイプ100%コミックス)
永野 護
KADOKAWA (2018-02-10)
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パズル・パレス

パズル・パレス ダン・ブラウン ISBN404295510X、4042955118

「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンのデビュー作。 スーパーハッカー、エンセイ・タンカドが絶対解読不可能な暗号を開発。 NSAに対して、暗号を公開しない代わりに、 NSAが暗号解読用のスーパーコンピュータを擁することを広く世間に発表することを要求する。 主人公は、NSAに務める女性暗号学者スーザンと、大学の言語学の准教授ディビット。 ディビットは、タンカドが残した暗号のキーを回収するためにスペインに。 スーザンはNSA本部でトラブルに巻き込まれる。

やっぱりデビュー作ということなのか、プロットがずさん。 暗号に対する理解もいい加減なものなので、そのへんが気になって 集中できない。。。

パズル・パレス 上 (角川文庫)
ダン・ブラウン
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パズル・パレス 下 (角川文庫)
ダン・ブラウン
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思考機械の事件簿 1

思考機械の事件簿 1 ジャック・フットレル ISBN4488176011 創元推理文庫

シャーロック・ホームズのヒットを受けて、亜流の作品が多数書かれたという。 この作品もその1つで、1900年代のボストンを舞台に、思考機械と呼ばれる 科学者が探偵として活躍する。 口癖は「2たす2は4」なぜ、「1たす1は2」ではないのか。 昔、Thinking Machineという計算機があったが、まさかこれから取られているのか?

ハッチソン・ハッチという新聞記者がお供しているのだけど、いまひとつ バディ感がない。やはりワトソンは偉大。

思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)
ジャック・フットレル
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純喫茶「一服堂」の四季

純喫茶「一服堂」の四季 東川 篤哉 ISBN4062936305 講談社文庫

人見知りの喫茶店主 安楽椅子(あんらくよりこ)が、名前の通り安楽椅子探偵として活躍する 短編集。いつもの通りのおちゃらけ本格ミステリー。 4編で完結していて、最後の話が後日談的な形になっているので、続編がかけないのが残念。 汲み取りトイレのトリックって実現可能なんだろうか。。

純喫茶「一服堂」の四季 (講談社文庫)
東川 篤哉
講談社 (2017-04-14)
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2018年1月16日火曜日

天地明察

天地明察 冲方 丁 ISBN4041003180, 4041003180 角川文庫

江戸時代に改暦を手動した渋川春海の一代記。 大変おもしろかった。エピソードが多いので、丁寧に書けば10巻ぐらいは書けそうなのにもったいない。

岡田准一と宮崎あおいで映画になってるのか。。機会があれば見てみたい。

天地明察(上) (角川文庫)
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天地明察(下) (角川文庫)
冲方 丁
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大尉の盟約

大尉の盟約 ロイス・マクマスター・ビジョルド ISBN4488698190,4488698204 創元SF文庫

マイルズ・ヴォルコシガンのシリーズの外伝的長編。いとこのイワンが主役。 敵対勢力に乗っ取られたジャクソン統一惑星の商館 の娘テユを保護するために 形だけのプロポーズする事になったイワン。 バラヤーに帰還したところにテユの一家が現れ、商館再建のためにおかしな宝探しを始める。

トンネルを掘る細菌が不吉すぎるが、大したことにならなくてよかった。。 久しぶりに「戦士志願」当たりから読み直してみるかなあ。

大尉の盟約〈上〉 (創元SF文庫)
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2018年1月4日木曜日

背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか

背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか ウイリアム・ブロード ニコラス・ウェイド ISBN4062575353 講談社 ブルーバックス

繰り返されるデータ改ざんや論文捏造は、個人の資質に帰するべきでなく、科学コミュニティの 構造的な問題だと論じる。 本書の提案する解決法は、論文誌や学会数を減らし、科学者の数そのものも減らすことだが、 それでうまくいくとも思えない。 むしろ捏造や改ざんは起こりうることとして、事後的にフィルタリングするシステム (今もあるわけだが)をなんかの方法で強化するほうがいいんじゃないのだろうか。 特に工学のジャンルは人数が探索空間の大きさを決めるので、人を減らすのはまずいと思うんだよなあ。。

背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか (ブルーバックス)
ウイリアム・ブロード ニコラス・ウェイド
講談社
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