すごく面白く、ためになる。是非みんな読むべき。 「問い」には、情報を求めるinterrogareと、論証するための「percontari」があり、 「答え」には、answerとreportがある、というのは、自覚的に使い分けないといけないな。
筑摩書房
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とか見た映画とか
すごく面白く、ためになる。是非みんな読むべき。 「問い」には、情報を求めるinterrogareと、論証するための「percontari」があり、 「答え」には、answerとreportがある、というのは、自覚的に使い分けないといけないな。
大河SF?第3巻。1巻はファンタジーモノかと思わせておいて遠い未来の巨大な星間宇宙船の中というメガゾーンみたいな話、2巻が現在を舞台にした未知ウィルスのアウトブレイクもの。3巻は2巻と1巻を繋ぐ、太陽系内スペオペ。いやはや、この先どこへ行くのやら。
舞台はアステロイドベルト!セレスに大規模な宇宙港が!敵は宇宙海賊!戦闘は白兵戦!って50年代スペオペそのままだが、それなりに現代風にアレンジされているので大丈夫。 1巻の主人公の先祖が主人公。2巻に出てきた人物の子孫や、人工知能(とそれに付随したなぞの知性体)も再登場。1巻のアウトブレイクを引き起こしたウィルスをばらまいた知性体も登場。読者サービスも満点だ。
それにしても、法律で致死性戦闘が禁じられているからコイルガンかかえて白兵戦、ってなんか、ミノフスキー粒子&南極条約があるからモビルスーツ、みたいだ。絵になるからいいけど。
Intel のx86 の仕様を、わかりやすく解説。いわゆる「漫画で読む」までは行っていないが かなり易しく、というか優しく書いてある。初学者には向いているかも。
半七捕物帖のなかから、当代随一のミステリ読みでもある北村薫と宮部みゆきが、傑作をセレクト。 半七捕物帖、初めて読んだのだけど。かなりおもしろい。ミステリとして成立しているのが意外。 2巻があるらしいのでそれも読んでみたい。
エッセイ集。C級と書いているが、いわゆるB級グルメの延長線上ではなく、 どれもかなりまともな食事だと思う。納豆に塩辛でご飯を山盛り食べる、とか。 美味しんぼにも出てきた卵黄の味噌漬けは、すごくおいしそうだ。 やっぱり一度やってみないといけないなあ。あと、サバのへしこ漬けも。
Python を使ったプログラムの挙動解析、ファジングテストの本。 Pythonでトロイの木馬を書いたりデバッガを書いたり。Pythonでこんなことできるのかー、と驚かされる。 スゴク面白いが、読者は相当限定されるだろうなあ。 こんな本をだすなんて、オライリー・ジャパンえらい。
個人的にはターゲット環境が Linux でなくてWindowsなのが残念。現在のウィルスのほとんどが Windowsをターゲットにしているので当然なんだろうけど。
原題は「Gray Hat Python」。Black hatにもWhite hatにもなりうる、ということか。 原題からだと本書のもつ危険性が伝わってくる。な
2歳半の女の子をかかえた妊娠中の元弁護士が、有名幼稚園の園長ひき逃げ事件の犯人を追う。主人公のプロフィールと著者のプロフィールがかなり重なる。
ミステリーとしてはかなり単純な部類に入るか。主人公一家や元同僚、友人など、なかなかいいキャラが揃っている。 本国ではシリーズになってるようだけど、残念ながら邦訳されているのはこの一編だけのようだ。
天才真賀田四季のギリシャ文字をつかったいたずらのような犯罪に人々が翻弄されるGシリーズ第7弾。 今回は目薬の中身が毒物に入れ替えられる犯罪が、各地でおこる。
今回も、地の文に嘘が書いてあるという荒業。一人称で書かれているとはいえ、やはりミステリーとして、それは反則なんじゃないだろうか。このシリーズも佳境に入った感があるけど、ちゃんと落ちはつくんだろうか。
シリーズ最終巻。戦後の英語教科書にでてきたジャックとベティの40年後を描く「永遠のジャック・アンド・ベティ」、AIVOが野生化する「野良愛慕異聞」など。源氏物語をミステリーとして読む「夕顔殺人事件」、末摘花をアメリカ青春小説に焼き直した「ローズバッド」がよかった。この二つは、「読み違え源氏物語」というシリーズからの収録らしい。単行本になってるのかな?