2010年9月22日水曜日

天冥の標 3 アウレーリア一統

天冥の標 3 アウレーリア一統 小川 一水 ISBN4150310033 ハヤカワ文庫 JA

大河SF?第3巻。1巻はファンタジーモノかと思わせておいて遠い未来の巨大な星間宇宙船の中というメガゾーンみたいな話、2巻が現在を舞台にした未知ウィルスのアウトブレイクもの。3巻は2巻と1巻を繋ぐ、太陽系内スペオペ。いやはや、この先どこへ行くのやら。

舞台はアステロイドベルト!セレスに大規模な宇宙港が!敵は宇宙海賊!戦闘は白兵戦!って50年代スペオペそのままだが、それなりに現代風にアレンジされているので大丈夫。 1巻の主人公の先祖が主人公。2巻に出てきた人物の子孫や、人工知能(とそれに付随したなぞの知性体)も再登場。1巻のアウトブレイクを引き起こしたウィルスをばらまいた知性体も登場。読者サービスも満点だ。

それにしても、法律で致死性戦闘が禁じられているからコイルガンかかえて白兵戦、ってなんか、ミノフスキー粒子&南極条約があるからモビルスーツ、みたいだ。絵になるからいいけど。

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)
小川 一水
早川書房
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