著作権の考え方 ISBN4004308690 岩波新書
著作権の考え方。
著者は文化庁のお役人様。政治力の強い業界だけが保護されている、とか、アメリカの著作権システムは保護するものと保護しないものを戦略的に使い分けていてずるい、とか、はっきり書かれていて面白い。
しかし、著作権システムは業界の道具だから保護してもらいたかったら政治活動しなさい、というような態度はどうなんだろう。システムの背後には考え方と理想があるはずでそれを運用側が放棄したらそれこそどうにもならないだろ。
2003年とちょっと古い本。なので、CD業界に対してコピープロテクションを強くかけて自衛するべき、とか論じていてその後の展開を知っている現在の目で見ると、ちょっとおかしい。
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