数えずの井戸
ISBN4120040909
中央公論新社
京極夏彦による江戸時代の怪談「番町皿屋敷」の小説化。四谷怪談の「嗤う伊右衛門」などと同じ系列。ただ、これいは御行又市などもでてきて、ちょっと「百物語」シリーズと混ざってる。例によってやたら分厚く、770ページ。。。持ち歩いて読むのが大変なので、こういう本は電子書籍で読みたいところ。
それぞれに欠落を抱えた登場人物が破局に向かい、行き着く先は全員惨死というイデオンのような。過度の執心だけでなく過度の無関心も不幸につながるということか。しかし、せっかく又市の一党がからんでるんだから、なんとかしてくれ、とか思ってしまう。何とかなるバージョンを「百物語」シリーズで書いてくれないかな。
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