アキハバラ@DEEP
ISBN4167174111
文春文庫
ライフガードサイトで出会ったそれぞれに欠落を抱えた6人の若者が、 アキハバラにベンチャーを立ち上げ画期的な検索エンジンクルークを発明する。 「デジキャピ」にクルークを強奪された6人は、正面から戦いを挑む。
映画にも、TVドラマにもなっている青春小説。 「デジキャピ」のモデルは「ソフトバンク」なんだろうなあとか、 となれば当然「頭髪が薄くなっている」中込社長は、孫正義なんだろうなあとか、 水戸黄門みたいに最後に出てくる「国産OSの開発者の教授」半沢航のモデルは坂村「トロン屋」ケンちゃん なんだろうなあとか。
個性を与えられた検索エンジン(というよりは検索コンパニオンプログラム)が人工知性に成長する、 というのは荒唐無稽だ、とか、借りにもクロールする検索エンジンのストレージが1部屋におさまる程度で すむわけ無いだろ、とか、いろいろ突込みどころはあるけど、まあ、それは小説なので。
ひとつだけ。ベンチャーのオフィスに飾られた人間大のザクの模型の描写。 ザクが持ってるのは実弾のマシンガンで、ビームライフルではない。ここは直してほしいな。
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