2週間でできる! スクリプト言語の作り方
ISBN4774149748
技術評論社
Javaでスクリプト言語を作る本。 著者は、畏友 千葉さん。お忙しいのに本まで書いて頭がさがる。
体裁は割りに軽めだが、中身はすごい。 まずは普通にインタプリタで作り、 その後仮想コードコンパイラに仮想コードインタプリタを組み合わせ、 さらに型解析までして静的型付けしてJavaバイトコードへコンパイル、 と大変に盛りだくさん。
parser はParser Combinatorライブラリを自作しているし、 構文木のevaluation はお手製アスペクト言語のGluonJを使って Weavingでやってるし、とやりたい放題。 2週間でできるわけないだろ!という。
学生との対話が入る形式は「アスペクト指向入門」と同じ。 これで随分読みやすくなっていると思う。 機会があったらこの手法を私も使ってみたい。
ところどころに入っている漫画が無駄に本人に似ていて笑える。
よくもこれほどの内容を、このページ数に収めたものだ。 一点問題を指摘するとすれば、ソースコードにほとんどコメントがないこと。 コメントをいれるだけで随分読者層が広がるのではないか。
2週間でできる! スクリプト言語の作り方 (Software Design plus)
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千葉 滋
技術評論社
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