インターネットで話題になった巨人の化石のコラまで取り上げたりして、大丈夫か。。 amazonの書評が肯定的なのにもおどろいた。 若い人たちはノストラダムスの件を体験してないから、 免疫が無いのかもしれないなあ。。
とりあえず、人工地震を起こしたのがHAARPなる巨大な電子レンジ的なものなのか、 それとも小型の核爆弾なのかだけでも主張を明確にしてほしいもの。
ヒカルランド
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とか見た映画とか
コテコテのトンデモ本。このシリーズの1冊めが2012年のトンデモ本大賞を受賞している。 3冊目から読んだので主張がよくわからないのだけど、 とりあえず、311はイルミナティだかフリーメーソンだかによる人工地震で、 それはさまざまな方法で予告されていた、ということらしい。 誰が何のためにやったという主張なのかは、書いてあることがいろいろ矛盾していて よくわからない。
さらに、後半は、古代メーソンの末裔?を名乗る高山なる人物との 対談で、この人はまた全然違うことを言っているような。。 自分が言ってることと矛盾していてもなんとも思わないらしいのが 懐の深さをかんじさせる。
放埒な経営に起因する赤字に苦しむ北海道極北市を舞台とした医療ミステリー。 桜宮市を舞台とはしていないが、桜宮サーガの一角ということになるのだろうか。 時系列としては、螺鈿迷宮の直後ぐらい?姫宮が桜宮病院での修行の成果を見せる。
主人公の今中は、研修医として極北市立病院に赴任するが、そこには 市長、事務長、院長、看護婦、患者のエゴが渦巻き、 病院としての体をなしていなかった。 さらに、なぜか医療事故を告発しようとする女性が暗躍し、 最後には市が財政再建団体に指定され、院長は逃げ出す。。そこへ バブル3部作の世良くんが登場したところでつづく。
田舎の市と市立病院の関係が、いかにもありそうに描かれていて怖い。 ラプソディを読まなければ。
11月は、年に一度のリアルの出る月。ということで、初冬の季語にしてもいいぐらい定期的に出ているリアルの13巻。 今回は全編白鳥さんの試合。白鳥さん、奥さんと子供と再会できるといいなあ。。 あと、来年は野宮を活躍させてほしい。
週刊誌なのに2ヶ月に一回だけ書かせる、という非常に変則的な連載形式。 人気作家だから可能なのだろうけど、こういうのってもっとあってもいいよね。
下戸の川島先生と呑んべの泰羅先生によるお酒と脳の関係の本。 軽い。ほとんど対談みたいなもので、新しく得られた知識は殆どないかな。 川島先生は、「脳トレ」のひとらしい。
ちなみに、私は下戸なのだけど、おかげで人生の時間をだいぶ得していると思っている。 飲み会には付き合うけど、極端に高い酒を出す店での割り勘は納得行かないので、 よく飲む人はそのへん考えてほしいなあ。
1993 くるぐる使い 大槻ケンヂ 1994 朽ちてゆくまで 宮部みゆき 1995 操作手(マニピュレーター) 篠田節子 1996 計算の季節 藤田雅矢 1997 永遠の森 菅浩江 1998 海を見る人 小林泰三 1999 螺旋文書 牧野修 2000 嘔吐した宇宙飛行士 田中啓文 2001 星に願いを 藤崎慎吾 2002 かめさん 北野勇作狂女を見せ物していた老人の告白を描く大槻ケンヂの「くるぐる使い」はうまい。 この人は器用な人だなあ。。
草で計算する「計算の季節」は叙情的で良い。 高度によって時間の進行が変わる世界を描いた「海を見る人」もよい。
桜宮サーガの一角で、田口、白鳥シリーズの20年前を描く「バブル3部作」の一つ。 「ブラックペアン1988」の続編。主人公は前作同様、新人研修医世良くん。 局外研修を経て戻ってきた所で、モンテカルロでメスを握る天才外科医天城を 招聘する大役を命じられる。 招聘には成功するものの、心臓病センター設立に向けて動き出す天城の言動に 振り回される。天城はセンターの宣伝のために、東京国際フォーラムでの 学会で公開手術に挑む。
この魅力的な天城という医師が20年後のシリーズにまったく出てこないということは、 3部作の3作目でなにか良くないことが起こるんだろうなあ。。
ジェネラル・ルージュで桐生と出奔する花房さんが、ここでは世良くんと仲良くなっている。。 世良、桐生、花房は「極北ラプソディ」で顔を合わせるようなので、ちょっと楽しみ。
映画版は以前みてたのだけど、TV版を見た。暇を見つけてポチポチと。 映画版だと説得力が無い感じもした三角関係だが、TV版だと 丁寧にえがけていて、なんとなく納得。
フラグ踏みまくりのオズマが死なないのに、ミシェルが死んじゃうのね。 ラストはTV版のほうが良かったかな。。
それにつけても25話というのは適切な長さだと思う。 これ以上になるとどうしても間延びしてしまうからな。。 と言いつつ、前半の学園ドラマをもう1,2話見たかったような気も。。
週刊金曜日と月刊JAに掲載された記事をまとめたもの。 補助金漬けで縮小再生産に陥っている地方農業のなかで、 独自に工夫をして立ち直ろうとしているケースを取材している。
長野県上伊那飯島町の町が仲介して農地の借り手と貸し手のマッチングを行う システムは面白い。A-GIS21 なるシステムを独自開発してIT化している点もすばらしい。 しかし、農地規制を緩和すれば、こんなことしなくても「見えざる手」で勝手に進行して くれるような気もするが。。
フルカラーのムック。サッカーやらバレーやらのボールの歴史を写真で。 最新の軟球のデザインが、私が知ってるのと全然違っているのがショック。。
サッカーボールもバレーボールも、いつのまにか私が知っているのと違う 面構造になっている。とくにサッカーはメガネ型と三角手裏剣型とでもいうべき 変な形の張り合わせになっていて驚いた。縫い目を最小化してるんだろうけど、 これって本当に最適なんだろうか?なんか数学的に最適化してみてほしい。
最後が「お手玉」と「けん玉」っていうのはどうなのか。ボールじゃないだろ。
人工言語による人類の進化を描く森岡浩之の「夢の樹が接げたなら」が傑作。 椎名誠、そういえばSF書いてたんだなあ、という感じもするが、 この「引綱軽便鉄道」もなかなか。
1983年 交差点の恋人 山田正紀 1984年 戦場の夜想曲(ノクターン) 田中芳樹 1985年 滅びの風 栗本薫 1986年 火星甲殻団 川又千秋 1987年 見果てぬ風 中井紀夫 1988年 黄昏郷 野阿梓 1989年 引綱軽便鉄道 椎名誠 1990年 ゆっくりと南へ 草上仁 1991年 星殺し 谷甲州 1992年 夢の樹が接げたなら 森岡浩之