「銃・鉄・病原菌」「文明崩壊」のジャレド・ダイアモンドによる文明論。 われわれは、大規模な国家が存在し、分業が成立する社会に生きているが、 このような社会が成立したのはせいぜい1万年前ぐらいで、それ以前の社会は ごく小規模な部族で構成されていた。 ニューギニアやアフリカにはいまもこのような社会が存在する。 このように、つい昨日まですべての人類が営んできた生活がどのようなものであったか、 そこから何を学べるのか、を議論した本。
例によって実際に著者が体験した逸話が満載で面白かった。ただ、やや冗長か。 文体が固く、大半の文が「である」で終わるのが気になってしょうがなかった。
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