漫画版2巻。アニメの8話まで。悪くはないんだけど、アニメや原作より、密度が低い感じ。
宝島社
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とか見た映画とか
漫画版2巻。アニメの8話まで。悪くはないんだけど、アニメや原作より、密度が低い感じ。
ITPという脳神経回路を抽象化して記述できる言語と、それを用いて脳内に擬似神経を構築する技術が 確率されることによって、他人の経験を自分に上書きすることが可能になり、 さらに、ITPを実行する処理系を量子コンピュータで構成することで、脳を計算機上に構成することも可能になった世界。 主人公のITP開発者サマンサは、小説を書く人格「wannabe」を構成し実験を続けていたが、不死の病を発病、 半年の余命を宣告される。一線を退いたサマンサは「wannabe」と対話しながら研究を続ける。
病状の描写があまりにも綿密で、読んでるのが苦痛。しかし、小説上必要な描写であることは理解できる。 人格をダンプすることができるようになっているので、「wannabe」と融合して計算機の上で 永遠に生きる、みたいな話になるのかと思ったら、全くそんなに甘い話ではなく。。。 恐るべし。
アニメ放映中のラノベシリーズ3作目。全国大会出場がきまり練習をつつける吹奏楽部。 副部長で部の要でもある、あすかが母親との確執から退部するかも、という騒動が。 久美子のうちでは、東京の大学に進んでいた姉が大学をやめると言い出し。
いや、おもしろかった。こそばゆいような青春群像を正面から描き切って爽やか。 アニメ、第2部やってくれるといいなあ。
最後のタイトルネタ、まるで「エースをねらえ!」のようだ。。
「小説推理」に連載されている、古本コレクションをめぐるエッセイを集めたもの。 ちなみに、「冒険」「回想」「生還」「最後の挨拶」まで出ているらしい。ホームズか。次どうするつもりだ。
喜国雅彦といえば、 大昔にヤングサンデーかなんかに「傷だらけの天使たち」というちょっとお下品な漫画を書いていた漫画家。 わたしには漫画よりもエッセイのほうがおもしろいかも。
私にはあんまり収集癖はないので、この本に出てくる人々のように読みもしないような本を集める というのはちょっと理解できない。けど楽しそう。ハヤカワSFを揃える!なんていうのは やったら楽しいだろうなあ。。場所がないからとてもできないけど。。
短篇集。冒頭の、同僚たちに部屋を貸していたら、見知らぬ女に住み込まれてしまう「寝ていた女」は なんか読んだことあるような。。アンソロジーにでも入ってたか?
PythonとRubyって、一時はキャラがかぶって競合関係にあったような気がするのだけど、 今ではWebならRuby、科学技術計算ならPython と別れてしまったような気がする。 numpyやscipyなどの数値演算ライブラリを使うと、Pythonで科学技術計算が 簡単に書ける。BigData解析やら機械学習なんかも Pythonでやるのが流行っている ようだ。
なんでスクリプト言語で科学技術計算ができるのか、かなり不思議だったのだけど、 その秘密は Python/C API にある。numpyにしろscipyにしろ数値演算のコア部分は 実はC言語で書かれているし、データもC言語の管理する空間に置かれいている。 Pythonはライブラリ呼び出しを制御するだけ、という立ち位置なのだ。
Cythonは、このPython-Cエコシステムの一翼を担うシステムである。 C言語で書かれたライブラリをラップするコードを半自動で生成してくれる。 Pythonコードに変数の型を指定すると効率のよい拡張モジュールにコンパイルしてくれる。 実際、numpy やscipyでもCython は使われている。
Cythonでは、Pythonに型を導入した怪しい言語で、C言語とほぼ同じことが記述できる。 構造体どころか関数へのポインタを返す関数、みたいなものまで定義できる。 Cythonを使うと、C言語とPythonの世界を簡単に行ったり来たりすることができる。 C言語レベルのコールバック関数をPythonで書くなんてことまでできるのだ。 C言語レベルでmallocしたメモリを特定のPythonオブジェクトに紐づけて、 オブジェクトが死んだら開放するようにすることもできる。
さらに驚くべきなのはprangeというコンストラクト。なんと、バックエンドのopenmpを 用いて自動並列化するという。。
言語としてのCythonはPython をベースにした独自言語という位置づけになっている。 この種の言語でよくあるのは、中途半端な設計と実装のために、 動くには動くけど、コーナーケースがありすぎて 実際に使ってみるとすごく大変、というものが多いように思うが、Cythonは違う。
アイディアだけで言えば、気の利いた卒論とかにもありそうなネタなのにもかかわらず、 凄みさえ感じさせる完成度。おそるべし。
この本はCythonのさまざまな側面を細大漏らさず書いている。 著者はCythonのヘビーユーザーで、開発者コミュニティの一員でもある。
C言語のライブラリを多用しているが、C言語ではもうプログラムが書きたくない、 なんて人にはCythonがぴったり。一度Cythonでライブラリをラップしてしまえば、 Pythonからインタラクティブにライブラリを使うことができる。
実はこの本、縁あって監訳させていただいた。 ご興味があればどうかひとつ。
森博嗣の剣豪小説Void Shaperシリーズもいつのまにか5作目。 赤い面の男との立会に敗れたゼンは崖から落ち、山中に隠れ住む姉弟に助けられるが、記憶を失う。 盗賊との立会で剣の感をとりもどしたゼンは、役人におわれて裏道から都に入る。 御前試合で、赤い面の男と再戦したゼンは、結果的に謀反に加担し、「上様」となってしまう。
これで完結なのかな。なかなかよかった。 タイトルのQuench は、(欲望を)満たす、(感情を)抑えるの意味だそうだが、 このタイトルの場合は、感情を抑制するという意味なのかな。。
月刊誌 Natural Historyに連載されたエッセイをまとめたシリーズ第7集。 しかし、本職の作家とういわけでもないのに、この密度、この長さの文章を毎月書いてるのか。。 恐ろしい話だ。アメリカ人はやたら著述するという印象があるが、この量はアメリカ基準でも すごいと思う。
すでに絶版担っている模様。電子化してほしいものだ。
京極の X談シリーズ。短篇集。「げんだん」と読むらしい。 例によって鬱な作品ばかり。読後感わるいし、すっきりもしない。
最後の「むかし塚」は、小学校1年のときの友達よしこさんに 漫画を借りる話。これだけはなんとなく、よかった。
対談形式の啓蒙書。対談という形式のせいか、話題がかなり幅広く、 技術的内容から、社会的インパクトまでカバーしていて興味深い。 なにより、この形式だと書くのが楽そう。
松尾先生の対談相手は「ビジネス戦略家」だそうだ。コンサルかな?
TVアニメの原作本の2作目。アニメは1作目の範囲で終わってしまいそうだが。。 府大会後から関西大会までを描く。 前年に大量にやめた2年生の一人希美が再入部を希望するが、あすかが許さない。 その理由は、希美の友人で部に残ったオーボエのみぞれと希美の間の不和だというが。。
6時に登校して9時まで居残りという、ブラック企業も真っ青な。。。 夏休みのすべてを吹奏楽につっこんでいておそろしい。先生も大変だ。 話としてはますます盛り上がっており、Amazonの書評によると3巻はさらに盛り上がる ようなので、是非アニメのほうも第2期で2巻、3巻分をカバーして欲しい。
ちなみに、今現在Amazonでは、1,2,3巻とも品切れで中古にプレミアがついてる。。 なんとももったいない。。
気鋭のAI研究者が、 近頃流行りの人工知能について、一般人にわかりやすく解説。
わかりやすくコンパクトにまとまっている。さすが。