あなたのための物語
ISBN415031036X
ハヤカワ文庫JA
ITPという脳神経回路を抽象化して記述できる言語と、それを用いて脳内に擬似神経を構築する技術が 確率されることによって、他人の経験を自分に上書きすることが可能になり、 さらに、ITPを実行する処理系を量子コンピュータで構成することで、脳を計算機上に構成することも可能になった世界。 主人公のITP開発者サマンサは、小説を書く人格「wannabe」を構成し実験を続けていたが、不死の病を発病、 半年の余命を宣告される。一線を退いたサマンサは「wannabe」と対話しながら研究を続ける。
病状の描写があまりにも綿密で、読んでるのが苦痛。しかし、小説上必要な描写であることは理解できる。 人格をダンプすることができるようになっているので、「wannabe」と融合して計算機の上で 永遠に生きる、みたいな話になるのかと思ったら、全くそんなに甘い話ではなく。。。 恐るべし。
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