幼いときには父親の、嫁いでからは夫からのDVに悩む主人公の周囲で自死や事故死が相次ぎ、 主人公は徐々に狂気に追い込まれていく。
主人公の視点で淡々と書かれているので実際にはなにが起こっているのか判然としなかったり。 なんかドグラ・マグラを思い出した。
とか見た映画とか
人類五千年の歴史を平易な文体で説明。2巻本で、この巻は、BC3000から1400年までをカバー。 普段自然にアメリカ、西欧、アジアの3極でものを考えているのだけど、 実は少なくともこの頃の世界の中心は中央アジアだというのが新鮮だった。 イスラム文明と遊牧民の影響の大きさにもあらためて驚かされる。
情報量が多すぎてほとんど消化できていないけど、とても面白かった。 2巻もよみたい。
冷戦時代、ソ連のスパイの弁護を任された弁護士(Tom Hunks)が、 なぜかスパイの捕虜交換の交渉まで任されてベルリンに行き、 U2で撃墜されたパイロットと、ベルリン留学中の米国学生の二人との、 交換にのぞむ。
大変おもしろかった。ベルリンの壁が築かれる様子が面白かった。よくもまあ、こんなむちゃくちゃを。 飛行機の中で見てたら、最後の10分が見れなくて痛恨。。なんかの方法で見よう。
コニー・ウィリスの米国での短編集を2つに分けたうちの一つで、コメディ編にあたるもの。 もう一方のシリアス編が「空襲警報」。
ハリウッドで開催される物理学会の量子論的混乱を描く「混沌ホテル」、 生理を抑制する機構が普及した未来のフェミニズム運動を描く「女王様でも」、 サイキックのイカサマを暴くデバンガーの前に、高名なデバンガーであるメンケンの霊があらわれる「インサイダー疑惑」、 詩人エミリー・ディッキンスンの詩とウィルズの「宇宙戦争」を絡めた論文じたての「魂は自らの社会を選ぶ」、 歌の特定の部分にだけ反応する異星人への対応方法をコーラスの指揮者と追求する「まれびとこぞりて」。
全体にたいへん面白かった。もっといろいろ読んでみよう。
原題 The Martian。 火星基地に滞在中のチームを砂嵐が襲い、チームは撤退を決意。 撤退中の事故で死んだと思われ、Matt Damonが一人火星に取り残される。 植物学者であるMattはじゃがいもを育て食料を確保、 探し当てたPath Finderを用いて地球との連絡を確立するが、 じゃがいも畑は事故で壊滅、食料補給船は打ち上げに失敗。
全体としてはとてもおもしろかった。 なんというか、トラブル多すぎ。とくに最後のランデブーのところは、あそこまで 無茶して、本当に地球に帰る軌道に乗れたんだろうか??
大成功中のインターネット上のアパレルショップを経営する Ann Hathaway のところに、Robert de Niro 演じるシニア・インターンがやってくる。
Robert de Niroが誰からも好かれて、警戒もされず、非の打ち所がないので、 妖精かなんかみたいに現実感がない。 しかし、シニアインターンっていう制度は本当にあるんだろうか? すくなくとも日本でやると、すごい面倒なことになりそうだが。。 全然うまく行きそうな気がしない。
007シリーズ。1985年の作品らしいが、なんかすごく古臭い感じ。なぜだろう。 007は、興奮剤を使った競馬でのイカサマを追求していて、 サンフランシスコ近辺に爆弾を埋めて、シリコンバレー一帯を水没させることで、 IC市場を独占しようという策略に行き当たる。
エッフェル塔で戦ったり、金門橋の塔のうえで戦ったり。 つくづく、007は観光映画だったのだな、と。
ブロードウェイで鑑賞。TKTSで半額、2階の前から2番めだが一番左という席で75ドル。 まったく予備知識無しで見たのだけど、大変おもしろかった。Cyndi Lauper が作曲している。
イギリスの靴工場のお話。父親が亡くなり不採算な靴工場を継いだ主人公が、 ドラッグクイーンのローラの手助けを受けて、ドラッグクイーン向けブーツを 作ることで工場を立て直す、というお話。 言葉がわからないので、ストーリーの細部は全然わからないのだけど、歌と踊りはすばらしい。 特にドラッグクイーン7名のダンスは壮観。これは宝塚ではできなかろう。。 曲も好みだった。
記念にCDを買ったら、Amazonで買ったほうがずっと安かったという。。
なんだかよくわからんが、いつからか多重世界ものになってるのね。 そうなると、この世界線では負けたけど、別の世界線では勝つ!みたいな 話になって、永遠に話が収束しないような。。そういえば幻魔大戦もそういう展開だったな。。
アクションシーンは良く出来てるのかもしれないけど、T2初演当時 あんなに印象的だったT1000がまったくしょぼく見えるのには、 我ながらびっくり。もはや映像で驚くことなんてないのかもなあ。 ジュラシック・パークの恐竜がレンダリングできるなら、若い シュワルツネッガーなんて楽勝だしな。
続編作る気まんまんだけど、やめたほうがいいんじゃないかなあ。。
大変博識な著者らしく、古典から現代映画までさまざまな話を引いて議論しているのだが、 結局何が言いたいのか全然わからない。。 AIに対する漠然とした不安だけは理解できるが。
オウムシスターズの洗脳を解くとか言っていて、たしか長女と結婚したとかいうなぞな経歴のひと。 人工知能の研究者でもある、らしい。 この本は、多分に陰謀論なので、話半分どころか話2%ぐらいで読まないと危ない感じ。 にもかかわらず、オチが一周りして「ちゃんと選挙に行きましょう」になっているのもすごい。
見たの何度目だろう。何度見ても良く出来てるなあ、という印象。
生成文法で知られるチョムスキーの9.11を受けてのインタビュー集。 テロに対してアフガン侵攻で応じるのは間違いだと説き、 それ以前の米国が行ったさまざまなテロ行為を告発している。
驚くべきことに、翻訳本が2011年の11月30日に出ている。恐ろしいスピードだ。
多摩川部長と八橋先輩と主人公の転校生赤坂が登場する、 鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの第一作。
ドアは施錠されているが窓はあいている保健室で、盗撮カメラマンの死体が発見される。 保健室の窓のそとは雨上がりで濡れているにもかかわらず足跡はなく、ある種の密室となっていた。
トリックはともかく、殺人が起こった校内で、別の場所に隠された(というほど隠されてもいない)死体が、 二日間も見つからないっていうのはどうなの? このシリーズ、割と好きだけど、全部で4作しかないのね。
鵜飼杜夫と戸村流平の、烏賊川市シリーズの短編集。 トリックがめちゃくちゃなところが面白い、ということになるのか。 ゆるい話なので、疲れている時にはよい。
「ひよこ」を東京銘菓だと認識しているような記述があったが、 福岡のお菓子だぞ。