AGI(汎用人工知能)が一度発明されるや、それは速やかにASI(超人工知能)にみずから発展し、人類を滅ぼす、と説く。 人工知能に限らず、科学技術が制御不能になり、人類が滅びることはあるだろう。 人工知能だけが特に危険という気はしないかな。
人類は機械知性を生み出すためのブートストラップ、っていう筋書きのSFは佃煮にするほどある。 そういう運命なのだったら、そうなるんだろう。
ダイヤモンド社
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とか見た映画とか
AGI(汎用人工知能)が一度発明されるや、それは速やかにASI(超人工知能)にみずから発展し、人類を滅ぼす、と説く。 人工知能に限らず、科学技術が制御不能になり、人類が滅びることはあるだろう。 人工知能だけが特に危険という気はしないかな。
人類は機械知性を生み出すためのブートストラップ、っていう筋書きのSFは佃煮にするほどある。 そういう運命なのだったら、そうなるんだろう。
おそらく、RECONFあたりの人々を集めて書いたと思われる、FPGAの教科書。 単なるFPGAの使い方ではなく、FPGAの短所と長所、使い所が平易に詳しく語られている。 さすがである。
こういう共著本だと、好き勝手に書いたものを整理しただけ、というケースもままあるのだけが、 この本は、ちゃんと章立てを設計してからそれぞれの著者に割り当てた感じで破綻なくまとまっている。
FPGA技術者にとっては、読んですぐに役に立つわけではないが、 読んでおくべき本なのではないか。
「はだかの太陽」の前の話。こちらから先に再読するべきだった。 宇宙人(といっても同じ人類)の滞在する町で、宇宙人のロボット科学者が殺害される。 主人公の地球人刑事は、殺害された科学者が自分に似せて作ったR. ダニールと組んで 捜査にあたる。
かなり今日的な内容なのだが、1953年の作品だというのだから畏れ入る。
「老人と宇宙」シリーズのジョン・スコルジーによる独立した長編。 多数の星間文明が銀河に広がる世界。人類世界は下の下のランクで、 唯一親しい同盟関係を持つニドゥ族にも格下に見られている。
ニドゥ族の王位継承儀式に必要とされる特殊な羊「アンドロイドの夢」が、 ニドゥ内の覇権あらそいで皆殺しにされ、唯一その羊と共有のDNA配列を持つ 女性ドロシーが、各方面から狙われる。主人公クリークは、 コンピュータに転送された友人ブライアンの助けを得て、ドロシーを守り 地球から脱出し、かつて所属していた部隊が全滅した地へ向かうことに。
ただしいエンターテインメントSF。考証とかを抜きに、 分厚いのに一気に読めてしまうところがさすが。 SF作家が作った怪しい羊教が、サイエントロジーを思い出させる。
短編集。「オニキス」「神の創造」「猿が出る」「三千世界」「満月」。 「猿が出る」は「年間SF傑作選」で既読。 「神の創造」もどこかで読んでるようなきがするんだがなあ。。と思ったら、 この短編集、一度読んでた。。なんということだ。
「オニキス」と「三千世界」は、「マナ」という物質によって並行世界が生まれるというネタが 共通しているが、「オニキス」では、新たな世界に分岐すると古い世界が上書きされる事になってる ので、すこしちがうのかな。
アシモフのロボット物の長編ミステリ。「鋼鉄都市」の続編。 一部の人間が宇宙に進出し、「スペーサー」として豊かなコロニーを築く一方で、 地球に残った人類は広場恐怖症的な症状を発症し、閉鎖空間に閉じこもっている世界。 宇宙国家のひとつソラリアで初めて発生した殺人事件の捜査に、「鋼鉄都市」のコンビ ロボットのダニールと地球人の刑事ベイリが派遣される。 ソラリアはわずか2万人の人口で、個人がまったく接触せずに生活した結果、 接触を忌避するようになっていた。
ソラリアの暮らしが引きこもりを予見しているようで、面白い。 ソラリアの弱みが、「ロボット、低人口、長命」と指摘されているけど、 これはどこかの国みたいだなあ。。やっぱり長命というのがrisk aversiveになる理由なんだろうか。
マスカレード・ホテルの主人公山岸と新田のそれぞれの前日譚。短編集。 山岸ものが2編、新田ものが1編、二人が出会わないもののそれぞれ登場するものが1編。 安定の東野クオリティ。
纏足に関する大部の書。色々とびっくり情報が。。 足が成長しないようにキツイ靴を履くぐらいの話なのかと思っていたのだけど、 筋を伸ばし、骨を折って、布で縛って整形するらしい。写真が載っているが、 非常にグロテスク。当然まともに歩けない。貴族だけの風習なのかと思っていたら、 農民もやっていたとのこと。そんなことを1000年近くもやっていたというのだから。。 そりゃ清も滅びるわ。
この本は、纏足そのものに関してだけではなく周辺文化についても述べられていて 大変興味深い。人類の文化ははかりしれん。われわれも後世の目から見たら 珍妙なことをしてるんだろうな。
アシモフのSFでない純粋なミステリもの。黒後家蜘蛛の会シリーズもあるが、長編は珍しいのではないだろうか。 タイトルはもちろん、クリスティの「ABCの殺人」から取ってるんだろう。
ABA(American Book Association)という書籍出版社、などが集まる展示会のホテルの一室で 新進作家がバスルームで頭を打って死亡しているのが見つかる。 事故かと思われたが、脱衣が散乱しているのを見て、新進作家が潔癖症であることを知る 主人公ダライアス・ジャストは疑問を抱く。
アシモフ自身も登場。主人公の許可を得て、小説にした、という体裁になっている。 ふたりの場外乱闘が脚注で繰り広げられるのも楽しい。
ヨシヒコの第二シリーズ。基本的に第一シリーズと同じ。 第一シリーズの100年後。再び悪霊?がはびこったため、 仏が既に死んでいた一行を生き返らせ、悪霊を封印する鍵を探させる。 ゲスト(友情出演)が無駄に豪華。友情出演ってどういう意味なんだろうか。 正規のギャラ取ってません、ぐらいの意味なのかな?
低予算ドラクエパロディ。福田雄一監督。 なかなか面白かった。 ムラサキかわいい。 メレブうざい。