2016年10月17日月曜日

はだかの太陽

はだかの太陽 アイザック・アシモフ ISBN4150120072 ハヤカワ文庫SF

アシモフのロボット物の長編ミステリ。「鋼鉄都市」の続編。 一部の人間が宇宙に進出し、「スペーサー」として豊かなコロニーを築く一方で、 地球に残った人類は広場恐怖症的な症状を発症し、閉鎖空間に閉じこもっている世界。 宇宙国家のひとつソラリアで初めて発生した殺人事件の捜査に、「鋼鉄都市」のコンビ ロボットのダニールと地球人の刑事ベイリが派遣される。 ソラリアはわずか2万人の人口で、個人がまったく接触せずに生活した結果、 接触を忌避するようになっていた。

ソラリアの暮らしが引きこもりを予見しているようで、面白い。 ソラリアの弱みが、「ロボット、低人口、長命」と指摘されているけど、 これはどこかの国みたいだなあ。。やっぱり長命というのがrisk aversiveになる理由なんだろうか。

はだかの太陽〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-42) (ハヤカワ文庫SF)
アイザック・アシモフ
早川書房
売り上げランキング: 326,855

0 件のコメント:

コメントを投稿