灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿
ISBN4062735407
講談社文庫
建築探偵シリーズというものらしい。図書館に並んでいる中から、発行年月日が一番若そうなものを チョイスしたのだが、たぶん4作目。なのだけど時系列的には、シリーズの舞台よりも数年前ということで、 主人公のワトソン君と桜井京介の最初の出会いと事件が描かれている。時期は1988年から89年にかけて、 ということが小説内の記述から非常に正確にわかる。
主人公は、早稲田の学生。アパートが地上げにあい、偶然転がり込んだ下宿で事件に巻き込まれる。 まず、住人の一人が後頭部を打って死亡。さらに、住人の一人である大学教授の秘書が 殺害される。
教授はライトと縁があり、ライトに関するさまざまなうんちくが繰り広げられる。 なかなか面白いが、他の作品にはまた別の建築家が出てくるんだろうか?そんなにたくさん 誰でも知っている建築家がいるとも思えないのですぐネタ切れ思想だが。。
灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)
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篠田 真由美
講談社
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