ナイトフライヤー (ハヤカワ文庫SF)
ジョージ・R・R・マーティン(著), 鈴木康士(イラスト), 酒井昭伸(翻訳)
ISBN 4150122296
早川書房
ゲーム・オブ・スローンの原作者による短編集。1970年代後半のもの。短編集と言いつつ、表題作などは200ページもあったり。全体にふるさを感じさせないが、超能力周りはなあ。。
ナイトフライヤー : 様々な星間文明に伝承のある謎の生命ヴォルクリンを追う宇宙船ナイトフライヤー内で次々と異常な出来事が発生。なんか「11人いる!」のころのSFっぽい。。テレキネシスを出しちゃうといろいろ話が破綻しやすいので難しいなあ、と。NetFlixでドラマになっているらしい。
オーバーライド: 屍体を複数同時に制御して比較的複雑な作業をさせる技術をつかって、ジャングルで鉱石を採掘する話。
ウィークエンドは戦場で: 戦争が娯楽となっている世界。
七たび戒めん、人を殺めるなかれと: 現地民を虐殺して自滅する武装宗教団体のお話。ひどい。
スターリングの彩炎をもってしても: なんにも無いところに開いたワームホールの向こう側で、観測に行うチームが覗き込む深淵。
この歌を、ライアに: スライム状の寄生生物に食われる宗教がある惑星を訪れた二人のテレパスが、この宗教の真髄に触れる。ブラッドミュージックや諸星大二郎の「生物都市」、エヴァンゲリオンの人類補完計画あたりを思い出した。。
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