さまざまな意味で日本をリードする経済新聞であるところの日本経済新聞が、実は定見も根拠もなく米国追従を繰り返しているだけだ、と説き、過去の社説や記事がいかに変遷したかを論じる。著者は「民営化の虚妄」と同じ人。
たしかに「あおり記事」のようなものも多いのかもしれないが、そもそも経済学者や経済誌に定見を求めるのは無理なのではないかと言う気も。。。本当に問題なのは、日経新聞を相対化するような経済メディアが日本に他にないことなのだろう。
筑摩書房
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とか見た映画とか
さまざまな意味で日本をリードする経済新聞であるところの日本経済新聞が、実は定見も根拠もなく米国追従を繰り返しているだけだ、と説き、過去の社説や記事がいかに変遷したかを論じる。著者は「民営化の虚妄」と同じ人。
たしかに「あおり記事」のようなものも多いのかもしれないが、そもそも経済学者や経済誌に定見を求めるのは無理なのではないかと言う気も。。。本当に問題なのは、日経新聞を相対化するような経済メディアが日本に他にないことなのだろう。
大谷さんの名前が出ていたので。入門書を読み終わり、言語仕様を一通り理解した上で、Javaで実際にコードを書くときの注意事項が丹念にまとめてある。なにしろ一つ目は「(キーワードなどに)英語を使う」だ。ローマ字のキーワードを見ると気が抜けるもんな。
Javaでプログラムを書かせる大学の研究室などでも一冊常備してコーディング規範にするといいかも。
アボリジニというと、多くの場合オーストラリア北部に白人文化と隔絶されて暮らす人々を思い浮かべるが、オーストラリア西部には白人と混ざり、白人文化に半ば取り込まれて暮らす、多くのアボリジニがいる。北部は経済的に無価値だったため入植が行われなかったが、西部は酪農が可能だったため、多くの白人入植者がおとずれ、地域の伝統文化を破壊した。伝統文化の大半を失ったアボリジニは、一見白人文化に適応したかにみえるが、実は根っこのところで伝統社会から切り離されておらず、それが事態をさらに複雑にしている。
筆者は、小学校の教員として住み込み、その地に暮らすアボリジニと交流して、個々の物語を引き出している。筆者が女性で、しかもファンタジー作家であることが、この本を特別なものにしている。女性でなければこれほど多くの女性から物語を引き出すことはできなかっただろうし、作家でなければこのような形で記述することはできなかっただろう。
アボリジニ迫害の歴史は不幸だったとしかいいようがないが、じゃあ、どうするべきだったのか、というのは今から考えてもよく分からないのが悲しい。
脳科学者による、脳の解説、って最近やたらこういう本、多いような。VISAの出している会誌「VISA」での連載に、それぞれ口述で内容を補足した体裁になっている。解説はあの中村うさぎ。
最近の知見も書かれてるのだけど、やっぱりまだまだ全然分かってないんだなあ、ということを確認してるだけのような。
巨額の広告スポンサー料によってマスコミに追求されない聖地となったトヨタのなかで何が起こっているのか、というおはなし。 My News Japan の記事をまとめたもの。まるで北朝鮮のように閉鎖的な村社会、労使協調によって機能しない労働組合、残業にカウントされないQC活動、下請け孫請けへのコスト圧力などなど。
どこまで信じていいのかわからんけど、たしかにトヨタと仕事をしたことがある人で、トヨタをよく言う人って見たことない。
それはさておき、電気自動車時代には、トヨタの得意とする垂直統合モデルの優位性が薄れ、トヨタのアナログ的ノウハウとそれを支える終身雇用モデルは競争力を失う、と言う指摘は正しいような気がするなあ。。。創業一家を社長に据えてる様な時代じゃないと思うんだが。大丈夫かトヨタ。
法的な問題から、修繕に関する基本的な知識までカバーしていて、すばらしい。本当はマンションを買う前に読んでおくべき本のような気がする。
なんでこんな本を読んでいるかというと、やっぱり理事になってしまったからであり。。。しかも理事長。どうしたらいいんだ。。
あたりまえだが、まじめにやると、すごく大変だということが分かった。一方、管理会社にお任せして2年間すべてを先送りすると言う方法もありそうだなあ。。とにかく理事会のメンバーがちゃんと決まっていないと言う状態を何とかしないと話にならないわけだが。。
JavaのビルドツールMavenの本。随分前に買ったんだけど、ちゃんと読んでなかった。何となく使っていて、ちゃんと理解できていなかった重要なコンセプトを、いくつか理解できたように思う。
しかし、この本なんか読みにくい。おそらく章立てやテーマを読者に提示する順番に問題があるのだと思う。たとえばプラグインの書き方なんか、2章で書くようなことじゃないと思うのだが。リファレンス的な部分と概念の説明が整理されていないのも読みにくい理由の一つではないかと思う。後半は、開発の進め方とかプロジェクトマネージメントの話になっていて、Mavenとあんまり関係なかったり。
しかし、サンプルを見て思うのはやっぱりXMLベースのツールはキツイ、ということ。Mavenに限ったことじゃないけど、XMLが流行ってしまったのは、人類にとって大きな損失だったんじゃないだろうか。
Maven 3.0 もでたということだけど、このやり過ぎ感の漂うツールはこれからもは使われ続けるのだろうか。