蘇我氏の正体
ISBN4101364729
新潮文庫
大化の改新で滅亡した蘇我入鹿は本当に悪人だったのか,蘇我氏と天皇家の本当の関わりは?
著者は,この近辺が専門の「歴史作家」.他にも「物部氏の正体」とか「藤原氏の正体」とか,著作多数.
日本書紀と古事記は確かに当てにならない資料なのだろうけど,そのなかから都合のいい話だけをつまみだし,都合の悪い話を切り捨てていったらどんな主張だって可能だろう.正しいとも正しくないとも確かめることのできない「憶測」の何がうれしいんだろう.私には理解できない.鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」のようにエンターテイメントに仕立ててあれば,まだいいんだけど.
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