テレビゲーム文化論―インタラクティブ・メディアのゆくえ
ISBN4061495739
講談社現代新書
2001年とちょっと古い。 内容は特に後半が散漫で主旨がよくわからなかったが、 すごくざっくり言うと、テレビゲームは「遊び相手ロボット」であり、 今後はAIBOのような肉体を手に入れるだろう、ということ。
AIBOが生産中止になって久しい現代から後知恵で振り返ってみても 主旨自体は間違ってないように思う。kinect なんかは、ちょっと違うけど、 同じ方向を向いているのかもしれない。ただ、おもちゃという特殊な市場向けとしては 現在のロボットはあまりに脆弱で、とても子供の相手はつとまらない。 まだまだ、相当な進化が必要だろうなあ。。。
ゲームが肉体を持たなければならない、という理屈の傍証として 知能の発生には肉体が必要だ、という議論が出てくる。でも 基本的には、何らかの「法則」が機能する「外界」がありさえすればいいはず。 それは計算機の中のシミュレーション環境で十分なんじゃないだろうか。 だから、物理的な肉体は必要ないってだろう。ゲームというロボットとインタラクションするのは 物理世界ではなくて、シミュレーションの中でOKなんじゃないだろうか。
テレビゲーム文化論―インタラクティブ・メディアのゆくえ (講談社現代新書)
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桝山 寛
講談社
売り上げランキング: 143870
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うーん、かならずしも触れる必要は無いと思うんだけどなあ。3DSじゃダメ?
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