2012年9月29日土曜日

あたらしいみかんのむきかた

あたらしいみかんのむきかた 岡田 好弘 神谷 圭介(2のみ) ISBN4092271468 小学館

みかんの皮をむいて、いろいろなもの(主に動物)を造形する本。 これは画期的。一見子供向けの本に見えるが、実は大人向け。 カッターを使ってむいていくのはなかなか楽しそうだ。 ヘタを目に見立てたりして相当高度だ。上下がつぶれていて平面状になっているのも 造形的には重要な気がする。

ガチャガチャでむいた形状のものが出てくるのがあった。流行ってるのかな??

こういうの計算機上でもできるだろうか?みかんの皮の弾力性が効いているので なかなか大変そう。

あたらしいみかんのむきかた
岡田 好弘
小学館
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あたらしいみかんのむきかた 2
岡田 好弘 神谷 圭介
小学館
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2012年9月28日金曜日

それはまた別の話

それはまた別の話 和田 誠 三谷 幸喜 ISBN4167385058 文藝春秋

キネマ旬報に連載された対談。12編の映画について二人が濃く語り合う。 「十二人の行かれる男」「アパートの鍵貸します」「舞踏会の手帖」「フランケンシュタイン」「ダイ・ハード」「絶壁の彼方に」「バンド・ワゴン」「素晴らしき哉、人生!」「トイ・ストーリー」「恐怖の報酬」「エイリアン」「裏窓」。この内見たことがあるのは「十二人の行かれる男」「ダイ・ハード」「エイリアン」だけ。便利な世の中になったもので、ほとんどAmazonですぐ買えるので、他のも見てみたい。

それはまた別の話 (文春文庫)
和田 誠 三谷 幸喜
文藝春秋
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2012年9月24日月曜日

定本 百鬼夜行 陽

定本 百鬼夜行 陽 京極 夏彦 ISBN416381230X 文藝春秋

京極堂シリーズの登場人物を個別に掘り下げた短篇集。 1999年に「百鬼夜行 陰」がでており、13年ぶりにでた続編ということになる。 既に、京極堂シリーズの本筋を忘れているので、どの話がどの話のサイドストーリーなのかも よくわからないのだが、それでも楽しめるのはさすがだ。

久しぶりに本編を読みなおしてみたいけど、分厚くて時間がかかる上に、 ちょっと気分が滅入ったりするからなあ。。

先頭の由良家の執事を描いた「青行燈」は、絶対どこかで読んだことがあるはずなんだが、 一体どこで読んだんだろう???不思議だ。

定本 百鬼夜行 陽
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京極 夏彦
文藝春秋
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2012年9月22日土曜日

工学部・水柿助教授の解脱

工学部・水柿助教授の解脱 森 博嗣 ISBN4344014928 幻冬舎

自伝的?シリーズ3部作の3作目。なぜか間違って2作目を抜いてしまった。 1作目の「日常」が、かろうじてミステリー的な側面を保っていたのに対して この3作目は完全におちゃらけエッセイになっている。 ここまで適当なことを書き散らすことができるのは大したものだ。 どこまで実生活を反映しているのかよくわからんが。。

とりあえず2作目も読んでみる所存。

工学部・水柿助教授の解脱
森 博嗣
幻冬舎
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2012年9月17日月曜日

これもまた別の話

これもまた別の話 和田 誠 三谷 幸喜 ISBN4101245037 新潮文庫

キネマ旬報に連載されていた、和田誠と三谷幸喜による映画対談。それぞれ、1本の映画について 徹底的に語っていて面白い。とくに和田誠の博覧強記ぶりが尋常じゃない。 問題は私が全然映画見てないってこと。DVDも安くなったしこの本に取り上げられている 名作ぐらいは見ておきたいと思った次第。

「ジョーズ」「赤い河」「アメリカの夜」「5つの銅貨」「ニノチカ」「男はつらいよ」 「薔薇の名前」「タイタニック」「猿の惑星」「マダムと泥棒」「カサブランカ」「雨に唄えば」。 このなかで曲がりなりにも見たといえるのは、「ジョーズ」「薔薇の名前」「タイタニック」「猿の惑星」 ぐらいか。。。

この対談は、2クールに及んでいて、第1クールは「それはまた別の話」として文春文庫になっている。 こちらは、第2クール分で新潮文庫。どういう経緯なのか知らないが、 こういうのってちょっと珍しいんじゃないだろうか。こちらも読んでみたい。

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和田 誠 三谷 幸喜
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2012年9月15日土曜日

恐怖コレクション

恐怖コレクション 阿刀田 高 ISBN4101255059 新潮文庫

恐怖をテーマにした軽妙なエッセイ集。昭和57年刊行というから、ちょうど30年前。。。 読んでいてもあんまり古い感じがしないのは、30年ぐらいじゃ社会はあんまり変わらないってことか。 航空機事故で亡くなった向田邦子や、田中角栄(!)への言及があって時代がわかるぐらい。 面白かった。

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ルー=ガルー 忌避すべき狼

ルー=ガルー 忌避すべき狼 京極 夏彦 ISBN4061826743 講談社ノベルス

なんか2がでたというので、そちらを読む前に復習。 すべての人間が携帯端末で管理され、人工蛋白によって人類が食物連鎖から解脱した近未来。 14才の少女が連続して殺害される。その背後には地域警察やエリア警備の影が。 主人公の少女たちは被害者の少女を匿うが、そのせいで窮地に追い込まれる。

タイトルのLoups Garous は狼憑きの意。 社会設定は読者からの公募で集められたアイディアをベースにしているとのこと。

主要な少女キャラが5人もいるのだが、ちょっと過剰な感じ。 それぞれキャラが立っているのだけど、あまり整理されていない印象。 すくなくとも一人は削れるんじゃないかと思う。 最後の戦闘シーンがちょっと都合良すぎてなんとも。

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2012年9月8日土曜日

ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper

ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper 森 博嗣 ISBN4120043673 中央公論新社

ヴォイド・シェイパに続く、禅問答剣豪小説第2弾。タイトルは「血をすくう者」?よく意味がわからない。

主人公の青年剣士ゼンはある村を通りかかり、謎の剣士クズハラの紹介で、 宝物「竹の石」を狙う集団に怯える庄屋の警護をすることに。 激闘の末に盗賊団を退けるが、その正体は。。

竹の石がこういう由来なんだとしたら、カシュウがもうすこしちゃんと説明してれば 庄屋は助かったんじゃないだろうか。。。

それにしてもゼンはもてもてである。いくらでも続編が書けそうだけど、 あとどのくらい書いてくれるのかな。。

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2012年9月6日木曜日

ヴォル・ゲーム

ヴォル・ゲーム ロイス・マクマスター ビジョルド ISBN4488698050 創元SF文庫

マイルズ・ヴォルコシガン シリーズ。 時系列的には「戦士志願」のあと、士官学校卒業直後。 20歳のマイルズは北極の気象観測所に送り込まれるが そこでサディスティックな上官から部下を守って配置転換。 保安部イリアンの部下としてワームホールのつらなるヘーゲン・ハブの動向を探ることに。

敵に捕らえられたマイルズは、 宮廷から逃げ出した若き皇帝グレゴールと偶然遭遇、 デンダリィ傭兵艦隊を舌先三寸でとりもどし、 セタカンダの侵攻を食い止める。

91年のヒューゴー賞。あいかわらず巧みな人物描写。 わかりにくくなりがちな二転三転するストーリも巧みに書かれている。 しかし、これ、なんで未読だったんだろう?っていうか本当に未読だったんだろうか。。 自信がない。。

ヴォル・ゲーム (創元SF文庫)
ロイス・マクマスター ビジョルド
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2012年9月1日土曜日

すごいHaskellたのしく学ぼう!

すごいHaskellたのしく学ぼう! Miran Lipovača ISBN4274068854 オーム社

Haskell入門書。一見軽い入り口だけの本のようにも見えるが、内容的には結構ハードでガンガン進むので、読み流しているとガンガン置いて行かれる。コンパクトにまとまった良書ではあるが、 この本を読んだだけではHaskellの深奥にはたどり着けない気がする。 ある程度わかった人が読むと、いろいろ腑に落ちるのではないかと。

というわけで私には表面的にしか理解できなかったので、 ちゃんと手を動かして勉強してみます。

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Miran Lipovača
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