乱鴉の島
ISBN4101204365
新潮文庫
いわゆる「新本格」ミステリー。なんとこてこての孤島ものだ。
ミステリー作家有栖川有栖とその友人の犯罪心理学者火村英生は、骨休めに
伊勢湾に浮かぶ島を訪れるが、ちょっとした手違いで目的地とは違う別の
孤島に置き去りにされてしまう。そこには高名な詩人の海老原の別邸1戸しかなく、
複数の訪問客がいるのみだった。有栖川と火村は海老原邸への逗留を許されるが、
そこに青年実業家「ハッシー」こと初芝がヘリコプターで舞い降りる。
翌日、海老原邸の管理人木崎がハッシーが滞在していた空家で鉄アレイで撲殺されて
発見される。さらにその翌朝、ハッシーが崖の下の洞窟内で死亡しているのが発見される。
解くべき謎は、殺人事件ではなく、海老原邸に集まった人々の隠された目的である、という
点が斬新。なかなかおもしろかった。
ハッシーはホリエモンなのかな。。
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