2014年3月9日日曜日

増補 転落の歴史に何を見るか

増補 転落の歴史に何を見るか 齋藤 健 ISBN4480428267 ちくま文庫

10年まえ、当時の現役経済産業官僚が書いた本。 日露戦争からノモンハン事件までの30年に日本の政治が急速に劣化していった原因を考察した本。 元勲の退場によってジェネラリストがいなくなり、さらに組織が硬直化したことがその本質とのこと。 しかし、ジェネラリストってどうやって教育したらいいんだ? 優秀な若手官僚を省庁間でぐるぐる回したり、一般企業に2,3年送り込んだりすればいいのかしら?

著者は現在比例区の自民党衆院議員。ご活躍願いたいものだ。

増補 転落の歴史に何を見るか (ちくま文庫)
齋藤 健
筑摩書房
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