2014年7月13日日曜日

偶然の科学

偶然の科学 ダンカン・ワッツ ISBN4150504008 ハヤカワ文庫 NF

原題「Everything is Obvious* *Once You Know the Answer.」。 人間には結果を見てそこにストーリーとしての因果関係を見出す性向があるので、 単なる偶然をなんらかの原因をもつ必然とみなすバイアスがあり、そこから逃れることは 非常に難しいと解く。

一方でSNSやcrowd sourcing の活用でこれまで費用の面で不可能だったような 社会科学実験が可能になり様々な知見が得られつつあるとのこと。 実際Amazon の mechanical turkを使ったりFacebookのアプリとして 実験を実装したりしている。おもしろいなあ。。

著者はコロンビア大教授から、Yahoo Researchを経てMicrosoft Research。 日本ではなかなか考えられないキャリアパスだよなあ。。

偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)
ダンカン ワッツ
早川書房
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