2015年1月12日月曜日

アベノミクスの終焉

アベノミクスの終焉 服部 茂幸 ISBN400431495X 岩波新書

アベノミスクは実はうまくいっていないのではないか、ということをデータに基づいて精密に議論。 これはこれで、説得力がある。多分そういうことなんだろうなあ。

高橋洋一の理屈では、通貨供給量によってインフレ予想をコントロールすることになっていたが、 よく考えてみると通貨供給量を増やすとインフレになると予測してくれるという点に関して とくに根拠が提示されていない。

この本を読んでフラストレーションがたまるのは、代案を提示していないからだろう。 そういう本じゃないのはわかっているのだけど。いまだに経済学というのは 何も予想することができず、どうすべきか教えてくれる事もできないのだなあ。。

アベノミクスの終焉 (岩波新書)
服部 茂幸
岩波書店
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