ミチルとロイディのシリーズの3作目、のはずなんだけど、なんだこれ、全然関係ない?? ふたりともまったく登場しないし、時代も多分一応現代。 幻想的、思索的で一貫したストーリーが読み取れない。
この物語の中の世界は、マトリックス的なシミュレーション世界で、 何かのトラブルでそれがシミュレーション内の一部の人に知られてしまった、 ということなのかな?うーん。
講談社 (2016-07-15)
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とか見た映画とか
ミチルとロイディのシリーズの3作目、のはずなんだけど、なんだこれ、全然関係ない?? ふたりともまったく登場しないし、時代も多分一応現代。 幻想的、思索的で一貫したストーリーが読み取れない。
この物語の中の世界は、マトリックス的なシミュレーション世界で、 何かのトラブルでそれがシミュレーション内の一部の人に知られてしまった、 ということなのかな?うーん。
ミチルとウォーカロンのロイディが登場する百年シリーズの2作目。 取材で訪れた海の中に浮かぶ城塞都市を訪れた二人は殺人事件に巻き込まれる。 ミチルは殺人の嫌疑をかけられ、幽閉される。
前作の女王の母親にあたるというメグツシュカは、やっぱりあのお方なのだろうなあ。 というかミチル本人も?名前が名前だし。
「味覚人飛行物体」を自称する著者によるくさい食べ物世界食べ歩き。 くさい食べ物といえばシュールストレミングとかホンオフェがよくでてくるが、 虫食や酒もカバー。
いつもながら面白いのだけど、ひょっとして昆虫に関する基本的な知識が無いのでは、 という点がちらほら。カメムシの幼虫がウジ虫状であるとか、セミのサナギとかいう言葉が (カメムシもセミも不完全変態なので、幼虫は基本的には羽が無いだけで成虫と同じ構造だし、サナギにはならない)。
次の犯罪現場を予告するメモを残す連続殺人事件が発生。 警視庁は、次の現場に指定された高級ホテルに捜査員を潜入させる。 フロントデスクに配置された操作感新田と、その教育係となった山岸が 徐々に心を通わせながら、謎を追う。
かなりのページ数だがあっという間に読んでしまった。面白い。 「マスカレード・イブ」というのもあるらしいが、これは二人が出会う前日譚 らしい。こちらも読んでみよう。
脳神経障害によって発生するさまざまな症状を手がかりに、脳の機能に迫る。 幻肢痛のはなし、病態失認の話など。大変に興味深い。病態失認が右半球の障害で しか起きない、というのも。
こういう話を聞くと、いわゆる健常な人が正常に機能していることが奇跡のように 思える。
ウォーカロンと呼ばれる機械式のアンドロイドが実用化された近未来。 主人公とおとものウォーカロンは電波障害で自機の位置を失い、 女王が収める孤立した城塞都市に迎えられる。 そこでは、死者は即座に冷凍され、再生の日を待つことになっていた。 ある種の理想郷のような世界に思われたが、女王の息子が絞殺される。
どうやらWシリーズに出てきた遺跡はここらしい。
ネットワークというよりはグラフのお話。 スケールフリー、スモールワールドなどをわかりやすく解説。 なかなかの良書なのではないだろうか。
森博嗣のデビュー作をKindle unlimitedで再読。
14年前に両親を殺して研究所に幽閉されていた天才科学者真賀田四季が、 3重の密室のなかで殺害され、さらに研究所の所長が刺殺される。 キャンプに来ていた犀川と西之園萌絵が謎に挑む。
森博嗣は、小説を書くのもこれが初めてだったという話らしいが、 作風が完全に確立していて、今の作品とほとんど変わらないというのは一体どういうことなんだ。 おそるべし。
kindle unlimited で。「Life is beautiful」で有名なWindows95開発者の中嶋聡氏による、 ビジネス啓蒙書? 話は面白いが、レシピとしては平凡で、前倒しにやる、早起きして午前中に集中してやる、 よる寝る前に翌日のタスクを整理する、タスクを細切れにしてやった感をだす、 というぐらいか。いずれも、それができれば苦労はしない系だからなあ。。 時間割に通勤時間が入ってないのも、毎日3時間潰されている身には羨ましい限り。 4時起きぐらいは真似できるか。。
「シンギュラリティ」という言葉を流行させた本。 正確には「ポストヒューマン誕生」という2005年に原著が書かれたものがあり、 そこから再編集した日本オリジナルの「エッセンス」版ということらしい。
「シンギュラリティ」の定義は人によって違うのでよくわからなかったのだが、本書ではあまり明確な定義をしていないように思える。 テクノロジーが急速に発展することで、社会、人間のありようが変わってしまう、そのような点とのことだが、 具体的にはなんなんだ。テクノロジーが新たなテクノロジーを生み出すことで指数関数的に 発達が促されるとかいう感じらしいが。。
なかみは、SF読みにとってはお馴染みの未来図の一つなので、特に違和感はない。 が、あまりにも楽観的すぎるように思える。ナノマシンに期待しすぎなのではないかという気がする。 そもそも、原著から10年たって既にかなりの予想がはずれているし。 この本の予想があたるなら、シンギュラリティを拝める時期まで運が良ければ生きていられるだろう。 ぜひ見てみたいものだが、さて。
2004年の作品。いわゆる平成ゴジラの最後としてつくられたもの。北村龍平監督。テレビでやっていたので。
これはこれで、怪獣映画のフォーマットをぶち壊した怪作。TOKIOの松岡くん主演。ヒロインは菊川怜。 ドン・フライとか船木誠勝とかでてくる。ケイン・コスギも。
ATGCのほかにMという塩基をもつミュータント部隊が存在する世界。X星人なる異星人が怪獣を使役して 人類を滅ぼそうとする。ミュータントも操られてしまうが、なぜか松岡くんは無事。松岡くんはX星人と 人間の混血であるミュータントの1万人?に一人生まれる「カイザー」だったのだ! 人類は凍結していたゴジラをときはなち、異星人と対決させる。一方松岡くんはX星人のカイザーと対決する。
なんというかいろんな要素を入れ込み過ぎてなんだかわからなくなっている。支離滅裂。 怪獣映画のフォーマットにしたがって作っても、もう観客に受け入れられない、というので やけくそになったとしか思えない。。気持ちはわかるが。
アメリカゴジラがゴジラに瞬殺されたときの「やっぱマグロ食ってる奴はだめだな」には笑った。
テレビでやっていたのを録画して鑑賞。 当時高校の上映会で見たことがあると思うのだけどすっかり忘れてる。 沢口靖子がいかに大根だったか、とか、沢口靖子の変な曲が流れるとか。 武田鉄矢がホームレス役ででていたとか。
スーパーXは当時も余分だと思ったが、いま見ても完全に余分。 なんでこんなどん兵衛のカップを伏せたような造形のものを出しちゃったんだろう。
ゴジラの特撮は、当時のレベルを考えると、まあ、こんなものかなと思うのだけど、 冒頭の三葉虫的なものに襲われるシーンは悪い冗談にしか見えない。エイリアンが 79年だから、技術レベルの問題ではないような。まったくお金がなかったのかもしれないが。
シン・ゴジラと比べるといかにシン・ゴジラが異形かがよくわかる。 こちらの映画でも政治シーンはそれなりに描かれているのだけど、 やっぱりメインは主人公男女が逃げ惑うあたりに設定されており、 政治シーンはあくまで「その他」。 シン・ゴジラの場合、「その他」の部分だけで2時間作っちゃった感じだもんな。
ゴジラが原発を襲って燃料棒?を丸かじりにして帰っていくシーンもすごい。 原子炉に穴開けて持ってかれてるのに、平気で至近距離から撮影してるし。 やっぱり2011年で時代は変わったな、という感。
庵野によるゴジラの新作。私としては非常に珍しく公開直後に劇場にまで見に行った。 いや、とてもよかった。日本映画、まだまだやれるじゃないか。 ストーリーは非常に単純で、東京湾に上陸し、水生生物から陸上生物にリアルタイムで 進化したゴジラが一度海に戻る。鎌倉から再度上陸し東京へ侵攻するゴジラを自衛隊が迎え撃つ。
基本的に会議室で物語が進行。主人公は政治家だし、主要キャラはお役人。 これまでこれほど(警官・自衛官以外の)お役人がフィーチャーされた映画があっただろうか。 きっと原発の時の対応もこんな感じだったんだろうなあ。 現実の戦いもほとんどはロジで、戦闘はおまけみたいなもの。
アメリカの介入も、国連の対応も、サモアラン、という感じ。 石原さとみのケバいメイクもいかにもアメリカ育ちという感じでリアル。
最後の骨は何だったんだろうなあ。蛇足という感じも。 続編作るんだろうか。。