オウム解体―宮崎学VS上祐史浩
ISBN4947737158
雷韻出版
「突破者」にして「キツネ目の男」宮崎学と,「ああ言えば上祐」上祐史浩の対談.1999年末に上祐が出所,教団がアレフへ改名,その直後の2000年初頭に行われたプレイボーイ掲載のための対談をまとめた本.学生運動世代の宮崎は,サリン事件は国家転覆の第一段階だと考え,次を期待したのに肩すかしを食らわされたのだという.
けしかける宮崎,ぬるりとかわす上祐.みごとにかみ合わない.まあ,その後の経緯からみてもオウムはこの当時すでに崩壊していたわけだから,けしかけられても困るのだろうが.
上祐にしても,やっぱりなんであんなことになったのか,心底わからない様子.ポル・ポトもそうだが,強烈なカリスマを持つ人間というのは,それだけで危険だ,ということなのかな...
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