#この状況は昨今かわりつつあり、いわゆるNoSQL = 非relational DB が台頭 #しているが、基盤技術としてのRelational DBの重要性はかわらない。
この本は、Relational Model を Relational Algebra を用いずに 独自の枠組みで説明している。これをRelational Theoryと呼んでいる ようだが、おそらくこれは著者の造語で、聞いたことがない。 googleで検索しても、この文脈での用法は同じ著者の本ぐらいしかでてこない。 というか、amazonで調べると、Dateさん山のように似た本を書いている。
これまでの本が、SQLを知っている人に背後の理論を説明するというスタンス なのに対して、この本は逆にDBの経験はあまりないプログラミングの経験者に 対して、理論的な側面から入ってSQLを紹介するというスタンスのようだ。
使っている記法はTutorial Dと著者が名付けた記法で、Relational Algebraの 標準的な記法に比べると確かに直感的ではある。。Relationa Algebraでは 一般にシグマやパイなどのギリシャ記号で書くが、そのためにちょっと敷居が 高くなるのを嫌ったのだろうか?
構成は大きく3部にわかれているが、第2部が極端に短い。
第1部 - 基本的なRelational Theory の解説で、7章120ページ弱
第2部 - トランザクションとデータベースデザインで2章14ページ
第2部 - SQLで5章65ページ。
最後の14章がSQLとrelational modelの乖離を扱っており、ここが一番 おもしろい。
エクササイズとその解説が、各章ごとにあり、わかりやすい解説と なっている。
Oreilly & Associates Inc
売り上げランキング: 422,391
0 件のコメント:
コメントを投稿