日本SF短篇50 I
ISBN415031098X
ハヤカワ文庫JA
日本SF作家クラブ50週年を記念して、クラブの作家のなかから各年1名づつ、 重複なしで1作づつ選択している。 パズルみたいなものなので、かならずしも代表的な作品が選ばれていない のかもしれないが、まあそれもよしということで。
1963年 墓碑銘二〇〇七年 光瀬龍 1964年 退魔戦記 豊田有恒 1965年 ハイウェイ惑星 石原藤夫 1966年 魔法つかいの夏 石川喬司 1967年 鍵 星新一 1968年 過去への電話 福島正実 1969年 OH! WHEN THE MARTIANS GO MARCHIN' IN 野田昌宏 1970年 大いなる正午 荒巻義雄 1971年 およね平吉時穴道行 半村良 1972年 おれに関する噂 筒井康隆冒頭の「墓碑銘二〇〇七年」は、いつも一人だけ生還する宇宙飛行士の話だが、これって 竹宮恵子の「私を月まで連れてって」に出てきたような。これがインスパイアもとであったか。 傑作「ハイウェイ惑星」も久々に再読できて嬉しい。
ある意味SFが一番輝いていた時期なのかもしれない。 しかし、半村良や筒井康隆のように後年もずっと活躍している人をこんなに早い時期に使っちゃって いいのかとおもうが、2巻以降にも期待ということで。
巻末にクラブ会員のリストが載ってるのだけど、結構意外な人が入っていてびっくり。 一本木蛮とか、大槻ケンヂとか、押井守とか、萩尾望都とか。
日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)
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光瀬龍 豊田有恒 石原藤夫 石川喬司 星新一 福島正実 野田昌宏 荒巻義雄 半村良 筒井康隆
早川書房
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