TAP
ISBN4-
河出書房新社 奇想コレクション
日本独自短編集.久々の新刊なのだが,中身は古くて,一番新しい表題作「TAP」と「銀炎」が1995年.解説によると2002年以降,政治活動にかかわり,ほとんど著作が無いのだそうだ.なんとも残念.
古いから,というわけでもないだろうが,本書の短編はどれもいまひとつ,グレッグ本来の切れ味を欠く印象.SFではなくホラーに属する作品も多い.巻末の表によれば,SFマガジンに訳出されていて,まだ単行本には収録されていない短編が結構あるようなので,ぜひ出版してほしい.
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