2011年5月22日日曜日

魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge 森 博嗣 ISBN4062738945 講文庫談社

Vシリーズ第5作。謎のジャーナリスト各務亜樹良(かがみあきら)登場。むかーし夭逝した漫画家を思い出すな、この名前。

保呂草は各務亜樹良から、短剣「Angel Manuever」を関根朔太から盗みだすことを依頼される。小鳥遊練無は関根の娘で曲芸パイロットの杏奈の少林寺部の後輩で、その曲芸ショーに招待される。が、その曲芸ショーの最中に、各務亜樹良を前席に載せた後席のパイロットが、背後から射殺され、墜落する事件が発生する。さらに、その夜、チームのメンバがホテルで射殺される。

謎解きはわかってみれば簡単。ということは、良質なトリックということだ。ひとつ結局わからないのは、なぜこんな面倒くさくて、高くつく殺し方をしなければならなかったのか、ということだ。とくに、各務亜樹良がたまたま前席にのることになったので、容疑が彼女にかかったけれど、それは計画時点では予期出来ていなかったはず。そしたら簡単にばれてしまったんじゃないだろうか。

魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
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