職場の近所でやってたので見てきた。攻殻機動隊ではあるが、 草薙が人形遣いとマージしていない、でも公安9課はやめて姿を消している、 そんな世界。 テロを計画中の亡命中の某国前大統領の親衛隊が次々に自殺を遂げる。
わたしは見てないのでよく分かっていないのだけど、 攻殻機動隊の S.A.C. というテレビシリーズがあり、 その延長で作られた作品。私が見たのはそのさらに3D版。 CGのシーンは3Dばりばりで確かに面白い。
山場を沢山作らなければならないという制約からだと思うのだけど、 ストーリーに一貫性がなく、不要と思われるシーンも。 たとえばサイトウの狙撃エピソードなんか要らないんじゃないか。 基本的に、原作のオイシいシーンをつぎはぎしてる感じなので、 映画版やイノセンスとかぶる部分もあったり。
でてくるクルマが、日産LeafだったりFord GT400だったり ferrari 458 だったりと現行車なのが興ざめ。
SSS はSolid State Society。なんのことかと思ったら 人間をトランジスタに例え、人間のネットワークで構成された コンピュータのようなもの、だった。
しかし、Solid Stateという言葉をトランジスタや半導体と言う意味で使うのは どうなんだろう。この言葉にはもともと固体という意味しか無い。 回転部分を持つHDDに対して動作部分のないフラッシュメモリによるディスクを SSD(Solid State Disk)と呼ぶが、この言葉の日本語訳が「半導体ディスク」 なので、それに引きずられたんだろうなああ。英語圏ではどう受け入れられて いるんだろう?
あと、「傀儡廻し」、原作や映画版の「人形遣い」と同じような位置づけ だけど、混同を避けるためにわざわざ別の言葉を使ってる。英語版では、 「人形使い」は「puppet master」と訳されているが、「傀儡廻し」は なんと訳すんだろう。と思ってちょっと調べてみたら「puppeteer」になってる みたいだな。なるほど。
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