2011年12月30日金曜日

Cassandra

Cassandra Eben Hewitt ISBN4873115299 オライリージャパン

Cassandraは、NoSQL データストアで、水平方向にスケールする、つまりノードの台数を増やすことで スループットを向上させることができると言われている。 この本は、国内ではいまのところ唯一の書籍。shot6さん翻訳。

原著は0.7の時点で書かれているのだけど、翻訳版は0.8 の新機能である、 CQL(Cassandra Query Language)をフォローしている。現在の最新はすでに1.0系に なってしまっているのだけど、0.8と1.0の間にはそれほど大きな差はないようなので、 当面問題ないだろう。

この本分かりやすいか?というと初心者には結構きびしいかもしれない。 特に、動作の解説などの部分、結構な知識を前提として書かれている場所も散見される。 もう少し丁寧に書いてもいいんじゃないかと。

クラスタの設定周りももう少し細かく書いてほしいところ。 マルチホームノードでのIPアドレスのバインドとか、シードノードの指定とか。

付録Aの「非リレーショナルデータベースのランドスケープ」がよくまとまっていて素晴らしい。 Hadoopとの連携も興味深い。

Cassandra
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Eben Hewitt
オライリージャパン
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